新OG Listening正解数とスコアの換算表 その2
前回の投稿でTOEFL iBT Official Guide Third Editionで、Second Editionに追加されたListening問題2セットに対する「正解数とスコアの換算表」(p. 401)を紹介しました。
Listeningセクションでの「正解数とスコア」の話をすると、ほとんどの人が、
「えー、そのくらいしか間違えられないんだ」
という感想を持ちます。
表を見ると、だいたい1問間違うたびに1点引かれていくと分かります。
100点を取るためには、多くの方にとって、
R 28, L 27, S 20, W 25が目標
とお伝えしてきましたが、Listeningで27を取るためには、3問しか間違うことができません。
この換算表の基となるPractice Test 2の問題数が通常の34問ではなく33問となっていることが少しヤヤコシイのですが、34問を基準として考えると、
Listening 27点(34問中3問間違い) → 約91%の正解率
となるのに対して、同じPractice Test 2のReadingで27点を取るには、
Reading 27点(45問中7、8問間違い) → 約82-84%の正解率
とListeningで高い正解率が求められることが分かります。
このブログでは「TOEFL iBTで高得点を取るためにはListeningがカギ!」と訴え続けてきました。
単にListeningが苦手な人が多いというだけではなく、TOEFL iBTでは高いListening力が求められることは、Listeningセクションで求められる正解率で考えても明らかです。
ちなみにこの表では、24点、20点、16点、12点がありませんが、これはたまたまこの試験がそうだっただけで、これらの数字は本試験で取得可能です。
ETSによるオンラインTOEFL模試 Complete Practice Test(Listening 34問)の中には「29点がない」というものもあります。
OG 3rd Practice Test 2 Readingの「正解数とスコアの換算表」に関する投稿でお伝えしたように、毎回の試験の難易度は異なるため、その難易度の差が統計的に処理されて、スコア換算に反映されます。
「正解数とスコアの換算」関係はいつも一定ではありません。
コメント
いつも貴重な情報ありがとうございます。
Listeingで高得点を獲得するのは非常に厳しいと改めて実感しています。
Agosで授業を受けてListeningの練習を継続しているのですが、なかなか点数が上がりません。方法として下記の通り、色々と教わったのですがちょっと全部こなすには時間がないのですが、どれが効果的なのでしょうか(OGを使って)?
・暗唱
・リピーティング
・ディクテーション
・シンクロリーディング
・シャドーウィング
現在はOGの中でも理解しやすい講義/会話を4つほど選んで、文章を覚えるまで聞き、声に出して読むことを繰り返しています。また1.3倍速の環境でも来たりしています。
ただ、同じスクリプトをひたすら繰り返していいものか迷っています。現在のスコアは15-20くらいですがListeningの学習法で何かアドバイスがあれば教えて下さい。