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TOEFL未受験。現在、Listening, Reading対策を行っている。本試験の受験は今後、Speaking, Writingの対策を始めてからの方がいい?

2015.01.17

ウェブトフルの受講生の方から

「まだTOEFL本試験は受験していない。しかし、試験の一部の内容の模擬試験を受けたことはある。現在、ウェブトフルのListening、Readingコースの受講を進めている。未受験の場合、早めに本試験を受けたほうがいいとのことだが、まだSpeaking、Writing対策を行っていない段階で本試験を受験しても非効率ではないか? TOEICは800点くらい。」

という内容のご相談をいただきました。
(実際に受け取ったご相談の文言を変えています。)
この方へはすでに回答済みですが、同じように迷っている方もいらっしゃるかと思うので、私の考えをここにまとめることにします。

 

私は、TOEFL対策を始める方は、早めに本試験を受験すべきと考えます。
(以下をご一読下さい)

 

これからTOEFL対策を始めるつもりだけど、まず本試験を一度受験したほうがいいか?(2014年1月29日)


しかし「本試験を受けるなら、一通り対策を終えてから」という気持ちも分かります。

TOEFL受験料は 230 USドル。
現時点のレートだと 27,000円くらい。

決して安くはありませんし、また受験して「『できない』という思いをしたくない」という考える方もいらっしゃるでしょう。
「試験対策を行っていない段階で受けてもよい点が取れないから、受けてもしょうがない」という考えも理解できます。

 

それでも私は、対策を行う前でも一度、TOEFL本試験を受験した方がよいと考えます。


これまでの人生の中でまったく(またはほとんど)学んだことがないような専門知識が問われる試験であれば、相当な準備なくしては太刀打ち出来ないものなので、いきなり本試験を受けるようなことはお勧めしません。

しかし、TOEFLは英語の試験であり、どの問題においてもこれまで培った英語力で対応可能な部分があります。
「何を回答したらよいかまったく分からない」ということはないはずです。


ご相談いただいた方はTOEICでは800くらいとのことですので、TOEFL本試験を受験した場合、分からないなりにもできるだけ頑張ろうとすれば60点台のスコアが取れる可能性が高いと判断します。

 

TOEIC何点だとTOEFLで何点取れる?(2011年6月11日)


しかし初受験の場合、試験の形式や難易度に面食らって、途中で諦めたり、集中力を切らしてしまう人が多いと言えます。
(だから「初受験は何点だったのに、その後、何点に伸びた!」という話は、2回目などのその他のスコアが分からないと、実際のところどれだけアップしたのか判断できません。)

 

実力を十分に発揮できず、結果、40-50点台のスコアになったとしても、それぞれのセクションにおいて、目標スコア獲得までどれだけの開きがあるのかが分かります。
また実際の試験とはどのようなものであるのかを理解した上で、今後、取り組んでいくことができます。
(ウェブトフルの受講生の方であれば、そのスコアをメールでお知らせいただければ、まず何を目標として取り組んでいくべきか等のアドバイスをします)

模擬試験である程度、体感できる部分もあるとは思いますが、本試験の難易度、試験時間の長さ、問題の多さなどを最初のうちに経験しておくと、本気で取り組まないとどうにもならない試験であることを実感できます。

 

しかし

「模擬試験でだいたいの自分の実力は分かったし、本試験を受験せずともTOEFL対策にすでに精力的に取り組んでいる。本試験の受験料は高いので、受験回数はできるだけ少なくしたい。」

ということであれば、必ずしも本試験を受験しなくてもよいかとも考えます。

 

ただその場合でも、可能ならば公式模擬試験を受けましょう。
以下、TOEFLの公式模擬試験(TOEFL Online Practice、略称:TPO)です。

 

TOEFL Practice Online(TOEFL iBT公式模擬試験)


この中のGroup 3なら、過去に本試験で使われたReadingとListeningの問題のみを解くことができます。

 

TOEFL 60くらいの実力の方が100以上のスコアを目指す場合、まずはReading + Listeningで合計 45以上(Reading 23-24、Listening 21-22あたり)獲得を狙って取り組んでいくことをお勧めしています。


TPOのGroup 3(Reading、Listeningのみ)であれば22ドルくらいであり、高いものではありません。
もちろん、Speaking、Writingを含む模擬試験を受験して、試験全体を経験した方がよりよいのですが、Speaking、Writingの回答はコンピュータによる自動採点なので、高めのスコアが出やすいということは知っておきましょう。

 

ということで、できるだけ早めの段階で本試験または公式模擬試験(TPO)を受験すると、TOEFLにおける自らの実力を把握でき、その後の取り組みがより効果的なものになると考えます。

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