Speakingのチェックポイント その1(五十峰先生)
皆さんこんにちは。スピーキングコース担当の五十峰です。もうすっかり秋めいて肌寒くなってきましたね。体調管理をしっかりして、これからのスコア対策に臨んでください。
スピーキングのチェックポイント・その1
今回は初心に戻るような感じでスピーキング練習の際の注意点をまとめます。「自分は果たしてこれができているか?」と自分に問いかけるように、TOEFL Speakingの学習方法を振り返るよい機会になるのではと思います。
話す前のチェックポイント
1) 15秒で言いたいことを考える(Independent Taskの場合)
練習の際に、かなり時間をかけてネタをいろいろ練り上げる方もいるかもしれませんが、Independent Taskで問われるスキルの一つに「即興性」が挙げられます。念入りにネタを準備せず、15秒内にできる準備で話始める習慣を付けましょう。
2) 話すのに重要な単語を幾つか箇条書きにする
Independent/Integrated共通です。この用語は絶対に使おうと閃いた瞬間に、箇条書きでサッと書き出しましょう。
3) 話す内容を全て正確に書きとめようとしない。
自分である程度のスクリプト(脚本)を作製する人を見かけますが、これはただの時間の無駄になってしまいます。書いたスピーチを読み上げるのは、レーター(採点者)はすぐ判ってしまい、スコアが下がる要因となるので要注意です。
録音練習をする際のチェックポイント
スピーキング力の向上に録音練習は欠かせません。録音した後に、以下の項目を自問自答してみてください。
1) 要求されている事は全部行ったか?
質問で問われている点について、全部答えることは大前提かつ最重要です。 もう一度基本に返って質問文を見直し、それに対してストレートに答えているかを確認しましょう。Independentにおいては、質問が好みを聞いているのか (Which do you prefer?)、どちらが良いと思うのか聞いているのか (Which … do you think is better?) などは確実にチェックしましょう。
Integratedにおいては、リーディングの情報の何について話すべきなのか?男性か女性か、どちらの意見について話せばいいのか?などきちんと把握した上で回答に臨みましょう。
2) クリアに話したか?
音声面において、相手にとって聞きやすいかどうかは非常に重要です。英語で話すと声の大きさや明瞭さが欠けてしまう人が特に多いようなので、まずは聞き取りやすい音量であるか、ハキハキと話しているか、をチェックしてください。
3) 文法の間違いはないか?
ライティングにおいて活字であればよほどしないような簡単な文法ミスを、スピーキングでは結構してしまいがちです。普通にShe have … などと言ってしまう人も多いようです。まずは明らかにおかしいと思われる三単現、動詞の時制、単数・複数などの文法項目をチェックしましょう。
4) ワードチョイスは的確か?
どのような単語を使うか、それは回答者次第です。Independent Taskであれば自分が選んだ語彙で話すわけですが、自分が言わんとしていることを表すのに、正確な使い方をしているか、またその言葉が効果的に自分のアイディアを伝えることができるか、要注意です。
語彙の豊富さもスコアアップに必要な点です、よく「面白い」をなんでもinterestingで表現する人を見かけますが、これは万能な単語ではありません。「面白い」はfun, funny, exciting, thrilling, … などシチュエーションに応じて使い別けなくてはなりません。
またIntegrated Taskにおいては回答のオリジナリティがさほど問われない分、リーディング・リスニングからの情報をある程度正確に再現する必要があります。その際に、使われているオリジナルの単語、またはその言い換えの単語の正確性が問われます。
いかがでしょうか。これらはまず素の状態で録音した自分の回答をよく聞くことで判ります。スピーキング向上のためにはまず自分でセルフチェックができるか、が重要になってきます。自分の声を沢山聴くのは恥ずかしいかもしれませんが、慣れてください。そして客観的に自分の回答を聞いてフィードバックできるようになると良いでしょう。
いかがでしたか?引き続きTOEFL Speakingのスコアアップを目標に頑張りましょう。それではまた次回に!
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