110点獲得のご報告をいただきました! その2
110点獲得のご報告をいただきました! その1(2017年11月10日)
の続きです。
今回は110点を獲得されたAさんからいただいたご報告に対する私の感想を書きます。
また以下、掲載にあたってお知らせいただいたAさんの過去のスコアになります。
受験日 Total(R、L、S、W)
2015/03 84(22、22、22、18)
2016/12/17 93 (26、27、20、20)
2017/03/04 97(27、25、23、22)
2017/03/25 97(27、25、22、23)
2017/04/23 95(26、25、22、22)
2017/05/13 97(28、24、24、21)
2017/05/27 97(27、27、22、21)
2017/06/10 105(27、28、23、27)
2017/06/25 101(29、25、23、24)
2017/07/08 104(29、28、24、23)
2017/07/22 96(28、24、20、24)
2017/08/05 99(26、27、22、24)
2017/08/27 96(24、27、22、23)
2017/09/09 101(30、26、22、23)
2017/09/24 102(28、29、23、22)
2017/10/28 110(30、28、26、26)
Aさんの初受験は2015年3月で、84点。
2回目が2016年12月の93点。
その後のスコアは90点台半ばが続きます。
ご報告内に書かれていませんでしたが、AさんはTOEICは900点台後半、英検1級ともともと英語力の極めて高い方。
しかし、そのような方でも100点以上の獲得に苦労されるのがTOEFL iBT試験です。
110が獲得できたのはSpeakingが26になったのが大きかったですね。
そのときは他の3セクションもベスト、またはベストからマイナス1のスコア。
Speakingには25点がないため、24(例:4が1つと3が5つ)の次は 26点(例:4が2つと3が4つ)。
S 24と26の差は4がもうひとつ取れるかどうかの差でしかありませんが、現実として26以上の獲得は24が取れる方にとっても難しいということがAさんのスコアから分かっていただけるかと思います。
Aさんのような Speakingで常に20点台以上取れる方は、Speakingで24、26、27を目指すのもありでしょう。
しかし Speaking 10点台からのスタート、そして過去に10点台を取ることが多かったという方は、Sは23(例:3平均)を目標とし、その他のセクションで高得点を狙うのが現実的と考えます。
Speakingで24点以上を獲得する難しさに関しては、以下の過去の投稿をご一読ください。
Speaking 24以上の獲得が難しい理由と現実的なSpeaking目標スコア その1(2014年11月3日)
Speaking 24以上の獲得が難しい理由と現実的なSpeaking目標スコア その2(2014年11月22日)
とはいえ、S 23狙いも24以上狙いもやるべき対策は変わりません。
Aさんの場合、Writing のIndependentタスクがやや苦手という状況で受験が続きましたが、Sが23止まりなら、その他の3セクションでは27以上のスコアが求められるので、RLWいずれも自信を持って解答/回答できるようにならねばなりません。
Aさんが110点を獲得したのは「9月にもう1度エンジンをかけなおし」、改めて取り組み直したからに間違いありませんが、4セクションすべてでよいスコアがそろうかどうかは当日の問題に恵まれるかの運もあります。
しかし、幸運は実力がないと活かせません。
実際にAさんは実力が大幅に向上していないときはスコアが伸び悩み、そんな中、私に相談メールを送られました。
その後の取り組みの改善により105、そして110を獲得されたことを非常に嬉しく思います。
100点を超えるスコアを獲得するには、4セクションすべてでよいパフォーマンスが求められます。
効果的なTOEFL対策によりそれぞれのセクションにおいて着実に実力を向上させ、何回かの受験のチャンスの中で目標スコア獲得が狙えるようにしましょう。
またAさんはご報告の中でWritingの復習方法について書かれていましたが、添削の活用方法に関しては以下をご一読ください。
TOEFL Writing: 添削・コメントをどう活かす?(2015年12月19日)
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