【改訂版】TOEFL Reading:1パッセージあたりの時間配分について
以下、過去記事を改訂したものです。
TOEFL iBTのReadingセクションは
3パッセージに対して54分
4パッセージに対して72分
のいずれかで出題されます。どちらになるかは当日、試験を受けてみないと分かりません。
4パッセージのときは、どこかの1パッセージ分採点されない問題(通称「ダミー問題」)が含まれます。
スコア算出に関係ないダミー問題は何番目のパッセージかは分かりません。しかし最後ではないと思われます。
(最初の3パッセージに時間をかけ、4パッセージ目で時間が足りなかった人は皆、よいスコアになっていません)
1パッセージ(全10問)あたりの時間は平均18分。
1パッセージ18分以内に解けるようになろうと、問題演習では15-16分で解こうとする方がいらっしゃったりしますが、本試験で1パッセージあたり18分以上かかることが多い方は制限時間を設けるなら18分で解きましょう。通常、18分以上かかる人が18分よりも早く解こうとすると、問題内容の理解が浅いまま読み飛ばしたり、問題解法の適用が不十分のまま解くことになり、問題演習を通して実力が向上しにくくなります。
例えば、Reading 10点台で大幅なアップが求められるという状況なら、普段の問題演習においてReading問題を解くとき制限時間を設けなくてもいいくらいです。
問題を解くのがゆっくりでも解法が身についていけば、解くスピードは上がっていきます。何より正解率が向上します。
スポーツでもそうですよね。正しいフォームを身に着けようと最初のうちはゆっくり動いていても、最終的にはその正しいフォームで速く動けるようになる。適当なフォームで実践練習をしてもなかなか上達しません。
制限時間を設定するなら18分で。もし18分で終わらない場合は、時間は気にせずにそのまま解き続けましょう。Reading 20点台前半までのうちは18分以内に解き終わらなくても普通と言えます。
では、1パッセージあたり18分の時間配分について。覚えるべきはひとつ。
挿入問題(Sentence Insertion Q)に入った時、3分以上残っていればよい。
「なぜ3分か?」
パッセージ最後に出題される2問において
挿入問題(Sentence Insertion Q):1分
要約問題(Prose Summary Q):2分
が解答時間の目安だから。
解法により、挿入問題は1分、要約問題は2分あれば解答できます。
要約問題の解法の一部は以下で紹介していますので、是非、ご確認ください。
Readingパッセージの最後の問題が「表完成問題(Fill in a Table Q)」になることもありますが、特に2019年8月にReading問題数が減らされて以降、表完成問題はほとんど出題されていません。
» TOEFL Reading:表完成問題(Fill in a Table Q)は出題される?
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