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【改訂版】TOEFL本試験の制限時間を意識してReading 2題 36分、Listening 3題 10分(解答時間)で解いた方がいい?

以下、過去記事を大幅に改訂したものです。

 

オンラインコースの受講生の方から

 

Reading 2題をまとめて制限時間36分で解くのはどうか?
Listening 3題を、本試験同様、制限時間10分で解いたらどうか?

 

という質問をいただきました。

 

このような質問をいただく場合、「TOEFL本試験の制限時間内に解き終わらない」からであることが多いのですが、そのような方が、日々の学習においていくつもの問題をまとめて解くことはお勧めしません。

 

例えば、Reading 2パッセージの問題において最初のパッセージの解答に21分と、1パッセージあたりの制限時間18分よりも3分多くかかってしまった場合、次のパッセージを3分短い、15分で解かなければなりません。そのような状況では、制限時間に間に合わせようと解法を十分に適用せずに焦って解答することになり、結果、問題を通してのReading力の養成が中途半端になってしまいます。

 

「本試験で集中が困難になってくることがあるので、日々の学習でまとめて問題を解くことにより集中力を養いたい」という場合でも、集中力が失われがちなのは、問題が難しく、理解しにくいからであり、問題をまとめて解いても根本的な解決になりません。Reading力、Listening力が向上し、問題内容がより理解できるようになれば、問題に集中できるようになります。

 

Reading、Listeningともに集中できなくなるほどの試験の長さではありません。TOEICのReadingは75分とTOEFL Reading 2パッセージ 36分よりも倍くらいの長さですが、TOEICで集中が難しいという話は聞かないですよね。TOEFLと比べると格段に分かりやすい内容なので集中を持続しやすいからなのでしょう。

 

またReading、Listeningどちらでもまとめて解く場合、全問題解答後、1問目から正解を確認する際、最初の問題の内容や設問において忘れてしまう部分もあるため、再度内容や設問を確認する時間を取らなければなりません。映画を2-3本まとめて見たりすると、1本目の内容がおぼろげになったりします。本試験の受験においてもReading、Listening問題すべての内容を細かくは覚えていないことも多いのではないでしょうか。

 

あと1題目の単語を確認し、問題内容をすべて理解できるようにし、設問の見直しが終了したころには、2題目、3題目の内容・問題に対する記憶が薄れてしまうところもあるでしょう。
結果、まとめて解いた場合、1つずつ 順に解くよりも時間がかかることになります。

 

どうしてもまとめて解きたいのなら、設問やパッセージ内容の確認は問題を解いたその日に行うべきです。翌日以降に延ばすと、話の内容や選択肢を選んだ理由を忘れてしまう部分がでてくるので。

 

もしまとめて解き、見直しにおいて解答を確認するくらいしか行わない場合、実力の向上はあまり期待できません。取り組み済み問題は、内容をすべて理解できるようにし、正解の選択肢すべてで正解となる理由を説明できるようにならなければなりません。

 

以上の理由により、普段の学習でのReading、Listening問題への取り組みは、基本的には1題ずつ進め、目の前の問題の消化が終わってから次の問題に移ることをお勧めします。1題の問題を解く際、制限時間をオーバーすることがあっても気にしないこと。焦って問題を解いても解法が身につきにくいですし、また実力が向上していけば必然的に問題を解くスピードが速くなり、制限時間内に問題を解き終えるようになっていきます。

 

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