ブログのコメント欄にいただいたご相談に回答します その2
昨日のブログ記事
» ブログのコメント欄にいただいたご相談に回答します その1
の続きを書きます。
「その1」ではそれぞれのセクションで何点を目指すかについて書いたものの、期限に関して触れていなかったので、その点、追記します。
大学2回生です。交換留学のために9月までに72点を取りたい状況なのですが、前回よりも点数が下がりどのように対策をすればいいのかわかりません。
2019年3月9日 R10 L16 S14 W14 T54
2019年5月19日 R2 L11 S14 W16 T43
それぞれのセクションでのベストスコアは
R 10, L 16, S 14, W 16, Total 56
ここをご相談いただいた方の運がいいときの実力と判断します。
「運がいいときの」と書いたのは、スコアは当日の問題によって上下するから。
もちろん、問題によってはもっと高いスコアが取れる可能性はあるでしょうが、とりあえずこのように仮定します。
72点が目標なので、56からは16点のアップが必要。
それぞれのセクションでは、R 7点アップで17、L 4点アップの20、S 1点アップの15、W 4点アップの20で16点になります。
大学生なので、TOEFL対策にかなりの時間を費やせるかも。
授業や課題等で忙しい日々を送られているとしても、どうしても72点以上を獲得しなければならないのであれば、日々の生活においてできるだけTOEFL対策を優先すべきでしょう。
「9月までに72を取りたい状況」により、9月末までに3回受験し、いずれかの回で72点の獲得を目指すとします。
スコアは試験のたびに上下するものであり、3回受けられるならそのうちのベストが72以上ならよいので。
3回目:9/21(土)、22(日)、28(土)のいずれか
2回目:9/7(土)
1回目:8/24(土)、25(日)のいずれか
この3回で目標スコア72獲得を狙うなら、8月末の受験の前までにRLW3セクションの対策が一通り終わっておきたいところ。
「その1」では、3セクションの取り組みの流れに関して以下のように書きましたが
> このような方にはListening → Reading → Writing の順に取り組みの分量を増やしていくことをお勧めします。
> (WebTOEFLのコースを受講される場合は、このセクションの順に進められるのがいいでしょう)
> Listening → Reading、またはListening → Listening対策を継続しながらもReading対策と並行
> という流れで、Listening、Reading対策を進め、まずはRL合計 35を目指しましょう。
> そしてRL合計が35くらいになったら、W対策を開始するのがいいでしょう。
> (毎日数時間の学習時間が取れるなら、Listening、Reading、Writing対策を並行して進めてもOKです)
8月末までに3セクションの対策を終えるとなると、Writing対策は7月初頃に開始し2ヶ月間は対策期間を取った方がいいでしょう。
となると
> そしてRL合計が35くらいになったら、W対策を開始するのがいいでしょう。
とは書いたものの、残された期間を考慮して、6-7月でのこのRLの目標スコア到達を目指さなければなりません。
2ヶ月間でR +7、L +4(RL合計+11)ものアップは簡単に成し遂げられるものではありません。
「9月までまだ4ヶ月くらいあるし、夏休みに集中的に取り組めば」と考えていると目標スコア到達の可能性がどんどん低くなっていきます。
私が提示しているのは目標スコア到達の可能性をできるだけ高める取り組み方。
そのようなやり方を取らずに、例えば夏休みになってからTOEFL対策に集中し、9月末に1回受けて目標スコアに到達することもありえます。
ただ、これまで何千人もの方々を直接指導・サポートしてきたTOEFLの専門家として、目標スコアが獲得に対してのベストをお伝えしているだけです。
私たちは自分たちがベストと考えるTOEFL対策のコースを作成・提供していますが、その他の対策方法を否定する訳ではありません。
どのようなルートでも目標に向かって進んでいれば、いつかはたどり着きます。
しかし時間が限られた中で成果を出すにはどのような選択をするかがカギとなります。
TOEFL対策を行っている皆さんの参考になれば幸いです。
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