TOEFL Reading:表完成問題(Fill in a Table Q)が以前と変わって出題された?
トフレの受講生の方から以下の内容のご報告をいただきました。
受験日:2019年12月21日(土)
報告内容:
表完成問題(Fill in a Table Q)が出題された。
Readingセクションの全問題数は40問。
いくつかの選択肢を3つに分類(A、B、AでもなくBでもない)
表完成問題の配点はおそらく2ポイント。
表完成問題に関しては、2ヶ月前の以下の記事で新TOEFL試験になって初めての出題が確認されたことをお伝えしました。そのときは
» TOEFL Reading:表完成問題(Fill in a Table Q)の解法すべてお伝えします!
2019年10月19日のTOEFL iBT試験で表完成問題が出題された。
最後が表完成問題だったパッセージの問題数は9問。
(8月からの新形式に関してETSから発表された「1パッセージ10問」と異なった)
4パッセージで全39問。
表完成問題の配点は3ポイント。
問題は3つのカテゴリーに分類するもの。
10月に表完成問題が出題されたときは
4パッセージで全39問
(最後が要約問題の3つのパッセージは10問、最後が表完成問題のパッセージは9問)
でしたが、今回の表完成問題の出題は
4パッセージで全40問
(すべてのパッセージで10問)
に変わっていました。
この変更はETSが今年の夏に新TOEFLに変わったときに発表した「1パッセージあたり10問」に沿う形になっています。
いただいたご報告が正しく、また今後、表完成問題が出題されたとき同様に2ポイントだとするとReadingは一貫して以下のようになります。
1パッセージあたり10問。
最後の要約問題と表完成問題は2ポイント。それ以外の問題は1ポイント。
1パッセージあたり11ポイント。
Readingセクションは3パッセージまたは4パッセージのいずれかで出題されるが、スコア算出に関係するのは3パッセージ分。
4パッセージで出題された場合、どこかの1パッセージの問題の出来はスコアに全く関係ない。
Readingは33ポイント中の獲得ポイントと、そのポイントに対する偏差値によりスコアが算出される。
Readingは全33ポイントと決まっているため、10月に3ポイントの表完成問題が出題されたときは、そのパッセージは9問になっていました。
今回、おそらくはETSは「1パッセージあたり10問」という自らの発表を守るために、表完成問題のポイント数を3から2に変えたのでしょう。
ただこの変更に伴い、ETSがOfficial Guide内で説明している「表完成問題は3ポイント」(OG 5th, p. 55)を変えなければなりませんが。
追記:その後、OGは6th Editionになったとき「表完成問題は3ポイント」の説明は変更され、2ポイントでの出題の可能性が明記されています。
» 改訂版 TOEFL Official Guide(6th Edition)の変更点詳細 その2「Reading概要」
今後、表完成問題が出題される場合は、2ポイントで出題される可能性が高いと考えます。
数ヶ月内くらいに出版される予定のOGの改訂版 6th Editionでは、上記の内容が変わり、2ポイントと説明されるかもしれません。
しかし、表完成問題が3ポイントで出題される可能性もありそうです。
TOEFL受験する皆さんにとっては大きな問題ではないので、どちらの形で出題されても慌てないようにしましょう。
ただ、表完成問題が2ポイントだと全問題数が40で一定になるので、表完成問題が出題されるかどうかは予測できなくなくなってしまいました。
全29問または39問ならどこかのパッセージで表完成問題が出題されると分かり、表完成問題のパッセージならではの注目ポイントがあったのですが …
» TOEFL Reading:表完成問題(Fill in a Table Q)の解法すべてお伝えします!
ということで今回は表完成問題に関して細かなことを書きましたが、これまでいただいた報告では、新形式になった8月以降、TOEFL iBT試験は日本で23回行われたものの、表完成問題出題を報告いただいたのは2回しかありません。
もちろん単に報告いただいていないのかもしれませんし、トフレ受講生の方々が受けていないときに出題されたときがあったかもしれませんが、表完成問題が出題される可能性は非常に低いと言えます。
また12/21に表完成問題が出題されても、同じ受験会場で同時刻に受けていた人には違う問題が出題されることさえあるので、12/21に受けたが表完成問題を見ていないという方は多いはずです。
(この記事の冒頭に書きましたが、この日に表完成問題を見たという方は是非お知らせください)
出題の可能性は非常に低いですし、解法も使えなくなってしまいそうなので、表完成問題のことは気にしなくていいと思います。
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