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TOEFLは自宅よりも会場で受験した方が良くなる?

12/16に紹介したスコアアップ報告の中で、トフレの受講生のGさんから

 

自宅受験よりも、会場受験の方が高得点がが出やすいのでは。
Speakingは、自宅受験だと思ったよりもスコアが低いことが多かった。それに対して会場受験では思ったよりもスコアが高いことが何回かあった。

 

という感想をいただきました。

 

» TOEFLスコアアップ:107点獲得のご報告をいただきました!

 

> 最後に、101点を獲得してから、週に1回のペースでTOEFLを受験しましたが、そのなかで感じたことを以下記載します。
> (個人的な感想ですので、以下に記載する内容が正しいかは保証できないのですが…。)

> まず、自宅受験(Special Home Edition)よりも、会場受験の方が高得点が出やすいのではないかと思いました。特にSpeakingについては、自宅受験において、「思っていたよりも点数が低かった」というケースが頻発しました。逆に、会場受験では、「思っていたよりも点数が高かった」というケースが何度かありました。

 

このGさんの感想に対して記事内で以下の私の考えを書きました。

 

Gさんからのご報告で「特にSpeakingにおいて自宅受験よりも会場受験の方が高いスコアになりやすかった」という内容をお知らせいただきましたが、これまで受講生の方々からいただいているご報告から私がそのように感じたことはありません。
私としてはたまたまそうなったのではとは思うものの、体験に基づく貴重なご報告なので、そのまま掲載させていただきました。

 

この件に関して、最近スコアアップ報告いただいたIさん尋ねました。

 

» TOEFLスコアアップ:104点の獲得とロースクール合格のご報告をいただきました!

 

Iさんに尋ねたのは、Iさんは以下のように途中から自宅受験をやめ、会場受験に切り替えられていたから。

 

◆受験記録
2019年10月12日 R21 L18 S16 W24 79
2019年12月21日 R21 L13 S17 W21 72
(2020年1月1日以降、トフレ!受講開始)
2020年1月12日 R24 L23 S17 W19 83
2020年1月18日 R28 L26 S21 W21 96
2020年2月15日 R24 L22 S21 W24 91
2020年3月14日 R27 L22 S22 W27 98
2020年5月30日 R23 L23 S22 W24 92 ※自宅
2020年6月6日 R29 L24 S20 W25 98 ※自宅
2020年6月13日 R28 L23 S21 W24 96 ※自宅
2020年6月20日 R29 L27 S22 W25 103 ※自宅
2020年6月27日 R30 L25 S20 W27102 ※自宅
2020年7月12日 R24 L20 S22 W25 91 ※自宅
2020年7月19日 R26 L20 S20 W26 92 ※自宅
2020年8月3日 R27 L22 S21 W23 93 ※自宅
2020年8月10日 R22 L20 S22 W26 90 ※自宅
2020年9月7日 R28 L26 S22 W25 101 ※自宅
2020年9月14日 R25 L20 S22 W24 91 ※自宅
2020年10月10日 R28 L24 S22 W24 98
2020年10月17日 R28 L23 S18 W24 93
2020年10月24日 R28 L22 S20 W24 94
2020年10月31日 R25 L26 S20 W26 97
2020年11月7日 R30 L27 S22 W24 103
2020年11月14日 R28 L24 S25 W27 104
2020年11月21日 R27 L23 S22 W22 94
2020年11月29日 R26 L24 S23 W25 98
2020年12月5日 R29 L22 S19 W27 97
2020年12月12日 R29 L26 S18 W25 98
2020年12月19日 R28 L22 S22 W25 97

 

質問に対するIさんからの回答は

 

「私自身は、自宅受験より、会場受験の方が高点数が出やすいとは思っておりません。むしろ、自宅受験のほうが、リラックスして臨めますし、他の受験者がいないため集中して受験できるので、出願先がどちらも受け付けるのなら迷わず自宅受験を選びます。」

 

ではなぜ自宅受験から会場受験に切り替えられたかと言うと、Iさんの志望校のひとつが方針を変え、会場受験が可能な国・地域では自宅受験のスコア提出を認めなくなったからとのことでした。

 

最後に「会場受験の方がSpeakingスコアが良くなりやすい」とは私が考えない理由を書きます。

 

弊社のWrititng添削者の中には現役のTOEFL Writingの採点官がいてどのような流れで採点官の仕事を行っているか詳細に報告を受けています。
(他の添削者は、評価がより正確になるようそのTOEFL Writitng採点官からトレーニングを受けています)

 

Writitng採点官は、自分に送られるエッセイが会場で書かれたものか、自宅で書かれたものか分かりません。よって、受験場所の違いで評価を変えようとすることは絶対にありません。

 

中には、もしかしたら会場でのSpeaking 4問に対する回答がたまたま評価が甘い人に届いたと考える人がいるかもしれません。

 

話はWrititngのことになりますが、採点官はシフトの日、Integrated、Independentいずれかの評価を担当します。
その日、Integrated、Independentどちらかの問題をアサインされ(自分では希望できない)、ひとつの問題に対するポイントや注意点を確認した上で評価点をつけていきます。
例えば、アサインされたIntegratedエッセイすべての評価をシフト時間終了前に終えた場合、Independentエッセイの評価を依頼されることがあります。

 

SpeakingにおいてもWrititng同様、採点官は4問中、どれかの問題の評価に集中するはず。
例えば、Q1の評価が終わったら同日や翌日にQ2の評価を任され、その中に同じ受験者の回答が含まれていることもありえるとは思います。
しかしおそらくはその確率は低く、少なくとも採点官は同じ人の回答を評価しているという意識はありません。
また同じ採点官が、ある受験者の回答4問すべてを評価することはないとETSは公表しています。

 

以上、Speaking、Writitng評価方法は会場受験、自宅受験ともに変わらないため「会場受験だからよいスコアが付きやすい」とは言えないと考えます。

 

しかし会場だと周りの人のSpeaking回答が聞こえ、問題の大まかな予測が可能なこともあるので、そのようなときは会場の方が話しやすいかも。
ですが、会場だと周り人の話がうるさくて集中にしにくかったり、Listeningが聞き取りにくいこともありますが。

 

ということで、私としては会場、自宅どちらが良いかは好みの問題であり、自宅受験の人が不利になるとは考えません。

 

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