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TOEFL EssentialsのWebinarで知った新情報を伝えます

2021.03.06

TOEFL EssentialsのWebinarに参加して知った、ESTのEssentialsのサイトに掲示されていない新情報をお知らせします。
昨日書いた以下のブログ記事でお伝えしたことに少し追記します。

 

» TOEFL EssentialsのWebinarで知った新情報を伝えます(予告編)

 

これから書く記事は以下の人たちには関係ありません。

・現在、TOEFL iBT対策に取り組み、夏までに目標スコア獲得を目指している
・志望校が、自宅受験のTOEFL iBTスコアを認めていない
・日本の大学に出願するつもり

 

TOEFL Essentialsは8月に始まる、iBTとは別の新しいTOEFLは試験であり、会場での受験はできず、自宅受験に限られます。
日本の大学の(ほぼ)すべては自宅受験の試験のスコアを認めないと予測します。

 

アメリカの大学の場合、TOEFLスコアは最低限の英語力を求めるための足切りとして使われます。
大学側が提示する要求スコアを取った人たちの中から、様々な要素に基づいて合格者を選びます。

それに対して、日本の大学の場合、(ほぼ)スコアのみに基づいて合否を決めることが多いので、カンニングの可能性がイメージされる自宅受験の試験を認めることは、少なくともすぐはないでしょう。

 

ETSがTOEFL Essentialsを始めるきっかけとなった、アメリカで3000を超す大学が採用している Duolingoテストを日本で認めているのはテンプル大学ジャパンキャンパスだけであると先のブログ記事で伝えました。

 

» えっ!TOEFLが2種類になるの?8月から始まるTOEFL Essentialsってどんな試験? その3

 

正直なところ、現時点ではTOEFL Essentialsがどのくらい受け入れられるのかは分かりません。
欧米のほどんどの大学が採用するでしょうが、日本人受験者が出願する大学の多くがOKとするのか?
しかしTOEFLの専門家だからこそ分かる視点は、今後、TOEFL Essentialsを検討する大学の方々、受験者の方々にとって大切だと考え、お伝えしています。

 

とは言え、将来、需要がないと判断したときは、TOEFL Essentialsに関しての情報発信から手を引くかもしれません。

以上を踏まえて、それでもTOEFL Essentialsについて知りたいと思われる方は、まずは以下の公式サイトの情報をご確認ください。

 

» The TOEFL Essentials Test

» About the TOEFL Essentials Test

 

公式サイトにはかなり多くの説明があり、個人的に重要であると考える内容はすでに以下の3つのブログ記事にまとめています。

 

» えっ!TOEFLが2種類になるの?8月から始まるTOEFL Essentialsってどんな試験? その1

» えっ!TOEFLが2種類になるの?8月から始まるTOEFL Essentialsってどんな試験? その2

» えっ!TOEFLが2種類になるの?8月から始まるTOEFL Essentialsってどんな試験? その3

 

では、TOEFL EssentialsについてのWebinar(オンラインセミナー)で、ETSに17年以上勤めるディレクターが説明したポイントの内、公式サイトには取り上げられていない項目を中心に伝えます。
ただこのディレクター自身「Essentialsのサンプル問題をまだ見ていない、5月に見る予定」と言っていましたので、後に発表される試験問題の一部が今回の話と変わるかもしれません。

 

① 4セクション(Listening、Reading、Speaking、Writing)

 

a)4セクションすべてにコミュニケーションの問題が含まれる(詳細は不明)

b)Speakingセクションでバーチャルインタビューの問題が出題される。事前に録画された面接官との想定会話を行う。

c)トータルのスコアは各セクションのスコア(12点満点)の平均。小数点部分に関しての言及はなし。

d)L, RのスコアはiBT同様、試験直後に見れる

e)大学側は、出願者のSpeaking回答を聞け、Writing回答を読める。 大学側が確認できるのは、出願者が提出した試験のときのものと、MyBestスコアでのもの両方。

 

② Foundational Skills

 

Vocabulary KnowledgeとSentence Constructionは、Foundational Skillsとして4セクションのスコア(1-12点)とは別にパーセンタイルでスコアが表示される。

(パーセンタイル(percentile)ですが、80パーセンタイルなら、そのスコアは上位20%にある(そのスコアの下に80%の人たちがいる)ことを意味します。TOEFL iBTのReading、Listening問題の場合、全問正解だと98とか99パーセンタイルになります。)

この単語&文法問題がどのタイミングで出題されるか明示はなかった(Rの中またはRと別かは不明、多分別だと思うが)。

 

③ Personal Video Statement

 

スコアが出る問題終了後、テストの最後で5分間、Speaking回答が録画される。スコアはつかない。

問題は2問。最初の1題は受験者全員同じ問題に対して話す(「全員」がどこまでの範囲かは不明、その日なのか、その週なのか)。

2問目は、2つのお題から1つを選んで。(2問 x 2分か、2問 x 2.5分か、2分+3分かは不明)

2分以上話し続けるのは慣れていないと大変かも。でもトピックは比較的話しやすいものになるはず。

 

④ 8月からの受験開始

 

TOEFL Essentialsが初めて実施されるとき、1週間に1日のみ受験が可能。

その後は、1週間に3日間のどこかで受けられるようになる。(受験できるのが何曜日かの明示はなかった。曜日が固定かどうかも不明)

ただ試験は24時間受験が可能なので、平日でも夜に受けられる。

 

⑤ スコアレポート

 

大学側が確認できるのは、出願者の以下の7つ。

1.トータルのスコア(セクション別の平均)

2.セクション別(L、R、S、W)のスコア

3.MyBestスコア(セクション別の過去のベストスコアとその過去ベストの合計)

4.Foundational Skills = Vocabulary KnowledgeとSentence Construction(パーセンタイルで表示)

5.Personal Video Statement(2題)

6.Speaking回答(2回分:スコアを提出した日のものとMyBestスコアのもの)

7.Writing回答(2回分:スコアを提出した日のものとMyBestスコアのもの)

 

スコアを受け取った大学側が、これまでiBTで見れたのは上の青字の3つまで。ところが Essentialsでは赤字の部分も確認できる。
実際に赤字の項目を入学審査官がどれだけ重視するかは、大学の方針や担当者によるだろう。
青字のスコアは要求されているものに満たないが、赤字の部分のパフォーマンスがよいから英語力は十分にあると判断されることもあるはず。

 

⑥ 今後のスケジュール

 

4月

Foundational Skillsの詳細

5月

スコアの詳細 iBT&CEFRとの換算表発表

8月からの試験の申し込み開始

3つのプラクティステスト無料提供(オンラインのみ、紙のサンプル問題はなし)

研究論文発表

8月

TOEFL Essentialsテスト開始

 

5月にプラクティステストが発表されたら問題を分析し、このブログで書きます。

 

受験者にとって気になるのは以下の2つでしょう。

 

a. どんな問題か(自分にとっては解きやすいか)
b. よいスコアが出やすいか

 

例えば「EssentialsはiBTと比べると問題は全体的に易しいが、よいスコアが出にくい」ということも起こりえます。
そのあたりのことも分析して伝えます。

 

最後に

 

TOEFL Essentialsは、アカデミックな英語が50%、一般的な英語( general English)が50%となっています。会話要素も増えるので、例えば、

 

「仕事で普段英語を使っていて英語に苦手意識はないが、TOEFL iBTでは高得点が取れない」

 

という方にとっては、Essentialsの方が高得点が取りやすいかもしれません。

 

とは言っても、冒頭で書いたように皆さんの出願先がEssentialsを採用しない限り、Essentialsがどれだけ画期的な試験であっても、受ける必要はありません。
今は率先してEssentialsに関して調べ、情報発信をしていますが、皆さんがEssentialsを受けない状況になったら、Essentialsについての情報発信やコース作成をやめるかもしれません。

 

 

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