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【改訂版】現在 TOEFL 80(Speaking 24)から105を目指すスコア獲得戦略

以下、過去記事の内容を改訂したものです。

 

昨日Readingコースをお申し込みいただいた方の過去スコア80の構成があまり一般的ではなかったので、そのような方が目標とする105点以上を獲得するにはどのようなスコア戦略を取るのがよいかについて私の考えを書くことにします。
(受講生の方からは、過去スコアおよびこれまでのSpeakingとの関わりの掲載に了承をいただいています)

 

以下、この受講生の方の過去のスコア:

8月末:Total 80, R 18, L 20, S 24, W 18
9月初:Total 80, R 19, L 20, S 20, W 21

 

またトータル80の方としては非常に高いスコアであるSpeaking 24の背景について以下の返答をいただいています。(お知らせいただいた内容を私が書き換えています)

過去に10ヶ月間、アメリカに留学。
出張など英語に触れる機会は多い。
米国人の友人が多く、日常生活で英語を使うこともある。

 

このような方が目標スコア105以上を獲得するには、それぞれのセクションで何点を目指すべきか、またどのセクションの対策を優先すべきか。

 

 

Speaking

 

私がまず注目するのはSpeakingスコア。
1回目の受験では24、2回目は20点でした。
現時点で判断できないのが、Speakingで25以上を目指すべきかどうか。

 

「Speakingで24が取れたのなら25以上を目指すべきなのでは」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

Speaking 24の意味を説明します。

Speakingセクションは、4つの問題それぞれに対して1人の人間の採点官が評価点 4, 3, 2, 1, 0 のいずれかをつけます。Speaking 24は

 

① 4問中1問で評価点4が1つと残りの3問で評価点3、つまり[4, 3, 3, 3]という評価点がついた
② 4問すべて評価点が3、つまり[3, 3, 3, 3]という状況、しかし多くの場合、評価点平均3なら23点がつくところ、そのときの問題セットに対する偏差値によりスコアが1点あがり、24点になった

 

のいずれかであったと推測されます。

 

Speakingセクションでは多くの場合 22−23点であったが、1回だけ24が取れたという人は②の可能性が高いと判断します。

なぜなら、Speakingで評価点4を獲得するのは難しいから。
評価点4をもらうには、Speaking回答に対する3つの評価項目(Delivery、Language Use、Topic Development)すべてが4レベルでなければなりません。

 

» TOEFL Speaking:評価点3と4の違いを探る

 

この受講生の方の場合、次の試験ではSpeaking 20だったので、②で24になったと推測します。
よってとりあえずの目標としてはSpeakingは評価点平均3の22−23でOKとし、その他のセクションに対するスコアアップにより、105到達を狙うのがよいのではと考えます。

 

しかしながらSpeakingにかなり慣れていることもお知らせいただいた内容から分かるので、今後本試験を受けたときに24以上のスコアが取れたら、Speakingの目標を24−26に切り替えてもいいでしょう。

 

 

Reading、Listening

 

Reading、Listeningは最低合計55(R 28、L 27など)が目標。
できれば合計57(R 29、L 28など)が狙えるくらいになりたいところ。

 

現状として RL合計 38-39なので、まずはRL合計で50(R 25、L 25)を目指して、RL優先の取り組みを行うべきと考えます。
RL合計50くらいになるまでは、SWの対策を行わなくてもOKです。RLで大幅なアップが達成できないと100以上のスコアは獲得困難なので、当分の間、RL対策に集中するのがよいでしょう。
(日々の学習時間が多く取れるなら、W対策を並行して進めてもいいでしょう)

 

 

Writing

 

目標スコア105の構成は通常、R 29, L 28, S 23, W 25 又は R 28, L 27, S 22, W 28 あたり。
(R 29は2問間違いくらい[95%ほどの正解率]、28は3問間違いくらい[91%ほどの正解率]、L 28は2問間違いくらい[93%ほどの正解率]、27は3問間違いくらい[89%ほどの正解率]、S 22-23は評価点平均3くらい、W 25は評価点平均4くらい、28は評価点5が2つと4が2つくらい)

 

上で R 28-29、L 27-28、S 22-23 あたりを目指すという話をしました。Writingの目標は25−28。
R、L、Sとは異なり、Writingは幅が大きいです。

 

Writingの過去のスコアは18、21。21ではおそらく評価点平均3であったと考えます。
(評価点平均が3だと20点になることが多いが、偏差値により今回は21点になったと推測)
18の場合は、Integrated、Academic Discussionの片方で評価点平均2、もう片方で評価点平均3だったのでしょう。

 

これらの状況から、Writingは評価点3が取れることが多いくらいの実力があると思われます。
ここから「Integrated、Academic Discussionともに評価点平均4が期待できる」ところまで実力を高める必要があります。そうすれば25点くらいが獲得できるので。

 

しかしながら、Writingで28を狙うとなると、IntegratedかAcademic Discussionいずれかで評価点5が取れるようになる必要があります。
評価点5獲得のためには、Integratedでは高いReading力、Listening力が求めらます。
現状はそこまでのレベルに到達していないので、まずはRLの取り組みを優先すべきと言えます。

Writingで評価点平均3と5には極めて大きな差があり、Integrated、Academic Discussionにおいてどのように回答を書くか学んでも、それぞれ添削数本くらいでは十分ではない可能性が高いです。

 

 

まとめ

 

Reading、Listeningでは、合計55を目指すのも57以上を狙うのもやるべきことは変わりません。しかしSpeakingで22−23と25以上、Writingで25と28の差は大きく、どこで稼いで105以上を狙うか決めなければなりません。

 

Speakingは22−23でOKという戦略なら、Speaking対策はあまり行わず、RLWの3セクション対策に集中できます。ですが 今後の本試験のスコアによってはSpeaking対策をしっかり行い、25以上狙いに切り替えることもアリです。

 

Writingはまずは評価点平均4を狙い、25の獲得を目指す。Integrated、Academic Discussionともに比較的早めに評価点4が取れるようになったら、どちらかで評価点5狙いに切り替えてもいいでしょう。

 

どのようなパターンで105以上を目指すかは今後の対策や本試験・模試の結果で判断しましょう。

 

<RL対策に集中している間は、公式模試で実力を測定すれば十分です>

 

 

<Speaking、Writingのスコア算出に関しては以下でご確認下さい>

 

 

 

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