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TOEFL Reading:本試験では21だったが公式模試では30だった。その理由を分析します

TOEFL iBT本試験(初受験)でReadingが21点だったが、その後ほどなくして公式模試(TPO31)を受けたらReadingスコアが30点になったという受講生(Readingコースは未受講)の方がいらっしゃいました。

このように、TOEFL Readingセクションのスコアにおいて、本試験ではスコアが低かったが公式模試だと高スコアになることがあるので、その理由についていくつか挙げます。

 

 

1.本試験は初受験だったから実力が十分に発揮できなかった

 

単純に2回目の受験だったから落ち着いて問題に臨めたということはよくあります。TOEFlでは初回受験で、問題の難易度・形式、受験環境に戸惑って集中できなかったり、時間配分に失敗してしまう人は多いです。

 

 

2.本試験の問題は模試よりも難しかった

 

この理由に関しては様々なケースが考えられます。まず皆さんに認識していただきたのは、問題の難易度は毎回変わるということ。問題が異なるなら難易度が上下するのは当然。とはいえ難易度の判断は人それぞれであり、Aさんにとってはより難しくなった問題がBさんにとってはより易しく感じることもよくあります。

 

ちなみに「公式模試の問題は本試験よりも易しい」ということはありません。TOEFL iBTが新形式になってからこの3年間で、何十人もの受講生の方々からTPO31の受験報告をいただいていますが、皆さん、本試験のスコアと大きく変わりません。

 

本試験において難易度の高い問題が出題されることはありえます。ただしスコアは偏差値に基づいて算出されるので、難しい問題だからスコアが下がるとは限りません。しかし英語を読み慣れていない人にとってはパッセージの内容や表現の難易度が上がると手に負えなくなってしまうかもしれません。

 

 

3.Readingスコアが大きく上下に変動するタイプの人がいる

 

以前にある受講生の方(この方もReadingコース未受講)がTPO31でReadingは30だったが、その翌日にTPO23(RLのみの模試)を受けたらReadingが19だったということがありました。この場合「本試験 → 模試」ではなく「模試 → 模試」という流れ。

このようにReadingが非常に良い点のときもあるが、スコアが大幅に下がることもあるという人の多くは、英語を読むのに慣れている人たち。特に問題トピックが自分にとって理解しやすいもののときに非常によいスコアになる。しかしTOEFLの問題を解くのに慣れていないので、パッセージが理解しにくいものになったときに、問題解法の甘さによりスコアと落としてしまう。

皆さんの普段、日本語を問題なく読んでいますが、大学入試の現代文の問題において、必ず高い点数が取れる自信はないという人は多いはず。問題の出題傾向を理解し、どのように正解にたどり着くべきかを知っていないと、スコアが大きく上下する可能性があります。

 

 

3のタイプの人はどのように取り組んでいけばいい?

 

記事の冒頭で取り上げた受講生の方は、1と2の要素もあると思われますが 3のタイプ。
3に当てはまる「英語力が高く、英文を読むのにあまり苦労しないが、Readingセクションで必ずしも高得点が取れず、スコアが大幅に下ることがある」という人は、ETS教材やTPOの問題に取り組む中で、 特に多くの問題を正解できなかったパッセージに対して、それぞれの問題をなぜ間違ったのかの分析が大切です。

もともと英語力はとても高いので、自分が選んだ選択肢がなぜ不正解なのか、正解の選択肢がなぜ正解になるのかが自分なりに消化できるなら、その作業を継続していけばスコアは高めで安定していきます。

 

不正解の問題の分析において、正解・不正解の理由が納得できないことが多い場合は、TOEFLで求められる問題に対する考え方がズレている可能性が高いので、そのまま取り組みの継続ではよい成果を得にくいかも。Reading問題に対する分析的な考え方は、トフレの無料体験授業(Readingコースの授業1回分)から学べることがあると思います。

 

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また、以下では推論問題に対する解法を少し説明しています。問題に対する見方を養うよい機会になれば。

 

 

 

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