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ブログのコメント欄でいただいた80以上獲得のための相談に対して回答しました

2024.03.23

以下のご相談をブログのコメント欄でいただきました。
過去4回受験の本試験スコアのトータルは、私が’追記しています。

 

こんにちは。いつも記事を参考にさせて頂いています。
早速本題なのですが、大学受験の為に6月までに最低80点をとらなくてはいけません。(無論高い越したことはないですが)
過去4回受けて
2023/04 R:8 L:14 S:11 W:15(Total 48)
2024/01 R:18 L:14 S:17 W:16(Total 65)
2024/02 R:17 L:13 S:17 W:17(Total 64)
2024/03 R:9 L:18 S:17 W:15(Total 59)
という結果になっています。MyBestScoresだと合計70です。
アメリカに住んでいて、現地の高校を昨年末に卒業したので今は特に何もすることは無いのですが、学校というメリハリがなくなってあまり時間を有効活用できていません。各セクションの良い勉強法、若しくはペース配分などアドバイスありましたら、何卒宜しくお願い致します。。

 

 

各セクションのベストは Reading 18、Listening 18、Speaking 17、Writing 17。

80以上を獲得するには Reading 23、Listening 22、Speaking 17、Writing 20、Total 82 獲得を目指し、どこかでマイナス2でも80到達を狙うことをお勧めします。

 

それぞれのセクションに対しての現在の状況の分析し、お伝えします。

 

 

Writing

 

これまでのスコアは15-17。ベストの17のときで Integrated、Academic Discussionいずれかで評価点平均3、もう片方で評価点平均2と推測されます。
15だと、Integrated、Academic Discussionともに評価点平均2だった可能性が高いと言えます。
最近のWritingスコアが15なので、おそらくは

 

Integrated Writingはいつも評価点2になっている
Academic Discussionは問題によって評価点2だったり、3だったり。でも2になる可能性の方が高い

 

という実力であると考えます。
Integratedの方が苦手と判断しているのは、過去のListeningスコアに基づいて。もしかしたらIntegratedの方が得意かもしれませんが。

 

いずれにしろ、得意な方でも評価点2になることが多いようですので、Writingにおいては、Integrated、Academic Discussionともに評価点3が「高い確率で」取れるだけの実力を身に着けなければなりません。
Writingで評価点3が取れるようになるのは比較的達成しやすい目標であるものの、Integratedはレクチャー理解がカギになるので、評価点3が高い確率で取れるようになるには、Listening力をもっと高めたいところ。

 

トフレのコースを受講される場合は、Academic Discussion 4Dayコースの受講から始め、Academic Discussion問題への対応方法を学びながらも、コース内のアクティビティを通してWritingでの表現力を高めていく。
Integrated Writingは、Listeningセクションで20以上が高い確率で取れるようになったら、Integrated Writing 4Dayコースを受講されるのがいいでしょう。
Writingの評価点3は比較的獲得しやすいので、おそらくは4Dayコースの受講だけで十分であり、添削コースまで取らなくても大丈夫かとは思いますが、今後のWritingスコアによってはIntegrated、Academic Discussionいずれか、または両方で添削コース1つくらい取り組んだ方がいいかもしれません。

 

 

Speaking

 

こちらは最近の3回で17が取れています。

 

目標は17でOKとし、Speaking対策はほどんど行わないことにし、その分の時間をReading、Listening、Writing対策に向ける
Reading、Listening、Writing対策の学習時間が増えることにより、それぞれの取り組みがより効果的になる

 

のを狙うことをお勧めします。

 

ちなみにSpeaking 17は4問中1問で評価点3、残りの3問で評価点2になっていると推測されます。
Speaking4問のうち3問はIntegratedタスクであり、Listening内容の理解がポイントになります。
現状としてListeningは13-18の実力なので、SpeakingスコアアップにはListening力の向上が求められる状況。

 

アメリカの高校を卒業されたとのことですので、英語を話すことに慣れてはいるでしょうから、TOEFLのSpeaking問題に慣れていくことによりSpeakingスコアアップが達成される可能性も十分にあるものの、優先順位としてはListeningなどの他のセクションの方が高いので、Speaking対策にはほとんど時間をかけずに、他のセクションでスコアアップを狙うほうが達成の確率が高いと考えます。

 

 

Reading

 

ここでは最近の受験のスコアが9になっています。その前の2回は18、17だったのに。
受験の際に何かに失敗したならその点を考慮しなければなりませんが、特にそうでない場合、内容理解はある程度できても、問題への対応力が低い可能性があります。

 

ちょっと例え話をします。

 

共通テストの現代文の問題において、受験した人のほとんどはその問題文章を「理解できる」と考えるはず。しかし、その文章に対する設問への正解率は人によって大きく異なります。受験者のほとんどが「理解できる」と感じても、皆、設問の正解率が高い訳ではありません。

 

「問題パッセージを『理解できる』と感じること」と、「高い正解率で設問に正解できる」かは別の話。これはTOEFLにおいても同じです。

 

つまり、TOEFLのReading問題への対応方法が十分に身についていない可能性があります。なので現在の実力のままだと、今後もスコアが大きく上下する恐れがあります。

 

Reading 10点台以下の方は、自分でも多くの問題に取り組んでも、問題の見方(解法)が身につかない可能性が高いと言えます。
TOEFLのReadingは出題される問題タイプが決まっていますが、それぞれの問題タイプに対しての解法を教わり、多くの問題演習を通して、解法の精度を上げていきながらも、取り組み済みの問題パッセージを「意味を理解しながら、スラスラと読める」ようにしていくことによって、単語力、英文処理速度、文法力論理力、背景知識を向上していく必要があります。

 

 

Listening

 

最新のスコアは18。しかしその前は13-14。
この18が、これまでのListeningの取り組みの成果によるもので、今後もそのくらいのスコアが期待できるのか、またはたまたま問題に恵まれたり、適当に選んだ選択肢が正解だったからであり、今後も13-14になってしまう恐れがあるのかが気になるところ。

 

ただいずれにしろ、Listeningはまだまだ大幅な実力向上が求められます。
上に書きましたが、Speaking、WritingのIntegratedではListeningの理解がカギになります。
Listening力を向上しないと、TOEFLスコアが伸びにくく、またSpeaking、WritingのIntegratedの取り組みが効果的になりにくいと言えます。

 

Reading、Listeningともに数点アップしなければならない状況。数点くらいだと簡単に上がるのではと思われるかも。ただ実際にこれまで4回本試験を受けて、TOEFLでの数点のスコアアップがいかに難しいかは実感されているかと思います。

 

トフレのコースであれば、Reading Delta 18Dayコース、Listening Delta 18Dayコースの受講をお勧めします。数点くらいのアップなので、Delta 18Dayコースの受講だけで十分であろうとは考えますが、低ければReadingは、Listeningは13を取る実力とも言えるので、そこから「高い確率で」Reading 23、Listening 22を取れるようになるには、Delta 18Dayコース終了後にOfficial Guide 8Day演習コースの受講が必要かもしれません。OGコースの受講が必要かは、今後、本試験や公式模試の受験の結果に基づいて判断すればいいでしょう。

 

 

まとめ

 

以下、80以上獲得のスコア戦略についてのYouTube動画。

 

 

 

この動画内でお伝えしていることですが、まずはReading、Listeningで合計45以上(または近く)が取れるようになることを目指し、Reading、Listeningの取り組みを優先すべきと考えます。
Reading、Listeningの合計で45くらいが取れるようになれば、あとはWritingで20(評価点平均3)くらいが取れれば80になるので。

 

いただいたご相談は「各セクションの良い勉強法、若しくはペース配分などアドバイスありましたら」ということでしたが、上記内容は、お勧めのトフレのコースであり、そこには「各セクションの良い勉強法」は含まれていません。なぜなら、TOEFLの大幅スコアアップは、ブログ上で簡単に伝えられる勉強法で誰もが達成できるものではないから。

 

TOEFLの勉強法については、ネット上で多くの人が様々な取り組み方を紹介しています。そのような勉強法を知りたいのなら、ちょっと検索すればいくらでも見つかります。しかしそこで伝えられる学習法は、他の人にとっては実力が伸びにくかったり、またその人のもともとの実力について詳しくは述べられていないことが多かったりします

 

私は講師/教師として、オンライン/オンデマンドでのTOEFL対策のコースを作成・提供し、受講生の方々からの質問・相談に対して回答しながらサポートしています。
Listening、Readingなら最初のコースは18回もの授業があり、またそれぞれの回に対して平均2-3時間くらいのアサインメントのボリュームがあります。
(人によってはその倍くらいアサインメントに時間がかかることも)
また、Deltaコースの後に用意された全8回のOG演習コースでは、OG教材の問題を進めた後は、Official Tests 2冊に対しての取り組みをサポートする単語リストや、受講生の方々からの質問に対する回答をまとめた「解説Q&A」を提供しています。

 

TOEFLの専門家として学習効果のために質を追求していますが、確実に成果を出すにはそれだけの分量が必要と判断したものが各コースに含まれています。例えば、Listening学習法に関しては、コースの中で何時間もかけて説明した上で、その学習法を実践することで身につけるようになっています。なので、学習法はここでお伝えできません。

 

» 「Listeningコース受講」と「教材独学」との違いについて。「Listening学習法」に関しても。+ 101点を獲得された受講生の方からListeningコースの感想をいただきました!

 

ということで、受講生ではない方からいただくご相談に関しては、コース受講が前提としたものになってしまうことをご理解ください。

 

» メールでの学習相談・問題への質問、ご遠慮なく

 

 

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