自分の英語力アップのためにTOEFLにチャレンジしたい人へ
以下の内容は、留学や進学のためにTOEFLスコアが必要な人向けではなく、自身の英語力の向上を目的として、これからTOEFL対策に取り組もうと考えている人のためのものです。
対象
TOEICだと800以上のスコアがある人が対象というイメージ。
「TOEIC 600や700の人がTOEFL対策を行うべきではない」ということでは決してありません。
しかしTOEIC 600や700くらいの人は、TOEIC対策を通して自分の英語力を高められる余地が大きいので、そのままTOEIC対策を継続するのがよいでしょう。
(TOEIC 600-700からTOEFL目標スコア獲得を狙う戦略はありますが、目標スコア、期限、日々の学習時間など、その人個別の状況を踏まえて判断すべきと考えます)
では、TOEFL対策をどのように開始すべきかを伝えます。
1.TOEFLアカウントを作る
まずはTOEFL公式Webサイトから新規アカウントを作成しましょう。
2.無料の問題サンプル(Full Practice Testなど)を受ける
自分のTOEFLアカウントから “TestReady” を選択
TestReadyのページで、”Free to You” をクリック。
“Free Practice Test”(本試験全体が体験できる)、”Section Test Sampler”/”Section Practice Sampler”(ともに試験の一部の問題を解くことができる)を通して、問題の形式、難易度などを確認しましょう。
ここでは正解・不正解を気にする必要はありません。途中で切り上げてもいいので、4セクション全部の問題形式をチェックしましょう。
3.公式模試(TOEFL Practice Test、通称 TPO)を受ける
自分のTOEFLアカウントから “Shop for Test Preparation” をクリックすると
TOEFL iBT公式模試 “TOEFL Practice Online(通称、TPO)” の購入画面に移ります。
ここではTPOのVol. 29と30が$45.95(+消費税10%)で購入でき、すぐに受験可能です。
(Vol. 31は$29と表示されていますが、この模試を購入するには本試験の申し込み($245)が必要です)
しかし、ETS JapanのTOEFLテスト公式教材ショップでは、Vol. 61, 62, 63, 64, 65が5,500円で購入できます。円安の現在、こちらの方が2,000円以上お得です。しかし公式教材ショップからの場合、購入直後に受験できません。
(1日以上待たなければなりませんし、週末は対応していません)
公式模試のSpeaking、WritingはAIのみによるスコア算出なので、人間の採点官による評価が加味される本試験とは異なります。
しかしTOEFLにおける実力をできるだけ正確に、また格安に測定するなら公式模試の受験が一番です。
» TOEFL公式模試を活用し、目標スコア獲得に役立てましょう!
もちろん245ドルで本試験を受験し、実力測定を行ってもいいでしょう。
4.模試の結果から目標スコアを定め、TOEFL対策を開始する
一般的には、TOEIC 800くらいだとTOEFL 60くらい、TOEIC 900だとTOEFL 70くらいの実力と言えます。
ですが、試験の内容・難易度、測定されるセクションは異なるので、参考程度と考えるべきです。
アカデミックな内容のTOEFLにおいては、換算が示すスコアよりも大きく下がる人は少なくありません。
模試の結果が70点台前半以下なら、まずは80点以上獲得を目指しましょう。
TOEFL対策に取り組むなら最終的に100点以上を目指したい人は多いと思いますが、例えば 80 → 85 → 90 → 95 → 100 と現在の実力よりも少し上のスコア獲得を意識して、学習を継続していくことをお勧めします。
目標が遠いと、自分の実力不足を嘆いて、モチベーションが下がってしまう恐れがあるので。
TOEFLは短期間でどんどんスコアが上がっていくような試験ではありません。
英語力アップのためにTOEFL対策に取り組まれる人は、目標スコア獲得の期限がないので、目標とするスコア(例えば100)獲得が現実的になるまでは公式模試の受験を通して、そのときどきの実力を測定し、その後の取り組みに役立てていけばいいでしょう。
コース受講が前提になりますが、効果的なTOEFL対策をしていきたい方は、私から目標スコア獲得戦略のアドバイスを受けることができます。
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