107点獲得までの取り組みのご報告をいただきました!
eラーニングによるオンラインTOEFL対策Webコース「Web TOEFL」受講生のTさんから、107点獲得までの取り組みのご報告と感想をいただきました。
Tさんは、今年2011年7月以降、以下の3コースを受講されました。
Listening Delta 18 Dayコース(2011年7月初から、11月初に受講期間延長)
Integrated Writing 4 Dayコース(2011年10月初から)
Independent Writing添削コース Set 1(2011年11月初から)
Tさんは2010年秋ごろからTOEFL対策を本格的に開始。
2010年1月の初受験のスコアは40でしたが、これは初受験で戸惑った部分が多かったか、またはお試し受験として実力を発揮しなかったからでしょう。
TさんのTOEFL開始時の実力は、2回目、3回目の受験でのスコア65、73あたりと考えられます。
Tさんは大学生の頃、TOEICで820点を獲得。
その後「仕事で英語はほとんど使用せず」ということですので、TOEFL対策をいくらか行った後での65や73点は実力通りのスコアと言えるでしょう。
TOEIC何点だとTOEFLで何点取れる?(2011年6月21日)
そして、およそ1年後に107点を獲得されました。
65をスタートとすれば、42点のアップになります。
1年間での65 → 107は驚異的な成果です。
ご報告の中でTさんがおっしゃるように「運もある」とは思いますが、107獲得の直前2回の試験では98を連続で出していることから分かるように、100以上が狙える実力が十分にあったからこその結果と言えます。
Tさんは夏から秋にかけて80点台〜90点強あたりのスコアで伸び悩んでいました。
しかし、厳しい結果が続きながらも、TOEFL対策を継続していたからこそ、目標スコア獲得につながったはずです。
Tさんの快挙が、目標スコア獲得まであと一歩のところにいる人たちへの励みと刺激になればと願います。
Tさん、出願準備にお忙しい中、時間を割いて詳細なご報告を書いていただき、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
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【プロフィール】
29才 男 海外経験なし
TOEIC820(大学生の頃)
仕事で英語はほとんど使用せず
2010年秋頃に107点を目標スコアとしてTOEFL対策を本格的に開始
【点数の経過】
受 験 日 R L S W Total
2010年1月23日 14 6 13 7 40
2010年11月27日 19 18 10 18 65
2010年12月12日 22 14 17 20 73
2011年2月12日 17 16 18 20 71
2011年2月20日 29 23 19 21 92
2011年3月26日 25 14 19 21 79
2011年5月29日 27 16 19 22 84
2011年8月14日 23 18 17 22 80
2011年8月28日 22 22 20 22 86
2011年9月24日 22 19 23 25 89
2011年9月25日 27 22 20 22 91
2011年10月22日 23 18 20 24 85
2011年10月30日 26 20 23 21 90
2011年11月20日 23 23 20 20 86
2011年11月26日 23 26 22 27 98
2011年12月10日 25 26 20 27 98
2011年12月11日 26 29 23 29 107
【学習の進め方】
・勉強時間は平日は夜2時間程度、土日は5~6時間。場所はほとんど自宅です。
・最初のうちは単語を覚えることに重点を置き、後半はS、W対策にもつながるListeningを中心に学習しました。
・受験後は毎回自分のスコアを分析し、次の試験までにどこのセクションをどこまで上げるか目標を明確にするようにしました。
【基礎力養成】
・TOEFLテスト英単語3800(RANK3まで+分野別単語を暗記)
→なかなか覚えられない単語や他と混同してしまう単語もたくさんありましたが、単語カードを作って毎日時間を取って繰り返し復習しました。
・続TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語
→単語力の強化と構文理解に役立てました。一文一文を丁寧に消化していくことで、特にRとLの基礎力UPにつながったと思います。電車の中ではいつも音声を聞いていました。
【セクション別の取組み】
○リーディング
ほぼ独学で取り組みました。KAPLANという本をざっと読んで基本的な解法を確認し、問題演習にはオフィシャルガイド、ロングマン、バロンズを使用し、20分間で解き終える感覚を身につけました。また、選択肢を選ぶ際は本文中の根拠となる箇所を明確にするよう心がけました。Lにも共通することですが、TOEFLによく出る学問分野に慣れておくと問題文を理解しやすいので、一定の問題数をこなすことも重要かと思います。
○リスニング
ウェブトフルの18dayコースを受講し、授業で習ったとおりに問題を解いた後に音から完全に意味が理解できるようになるまで、黙読、音声リピーティング、 シャドウイングを繰り返しました。Deltaが終わった後はバロンズを用いて同様の学習に取り組みました。最初のうちはなかなか成果が上がりませんでしたが、継続していくうちに、会話がだいたい分かると感じる瞬間がありました。L対策に関しては、中途半端な理解のままひたすら聞くだけではあまり効果が得られないと思いました。時間はかかりますが、100点を狙うためにはリスニング力の底上げが鍵になります。
○スピーキング
もう少し時間があればきちんとした対策をしようと思っていましたが、結局Task3と5の簡単なテンプレートを覚えた以外は十分な対策せずに来てしまいました。それでもリスニング力が上がってくると23点までは取れるようになりました。そういう点では、目標スコアにもよりますが本格的なS対策はある程度Lのスコアが取れるようになってからで良いのかもしれません。ただ、Task1,2では流暢さが一番の評価基準になると感じたので、内容がなくてもひたすらしゃべり続けられるように練習をしました。また、Task3~6では時間が足りなくなってしまうことが多かったので、学生のトラブルやレクチャーの内容を描写する際に使える言い回しをいくつか用意して簡潔にまとめられるように練習しました。
○ライティング
(Integrated)
ウェブトフルのコースでパラフレイズやメモ取りの方法といった基本的なテクニックを学び、それを実践して添削を受けました。演習を重ねることで文章とレクチャーの内容の記述の適当なバランスや、対比表現を身につけることができたと思います。あとはIntegratedはL力によるところが大きいので、L対策に連動してスコアが伸びていきました。
(Independent)
ウェブトフルで添削を受けました。イントロと結論のテンプレートの他、ボディの部分でもどのような展開(自分の学生時代の経験では~や、最近雑誌で読んだある調査では~)にするかをあらかじめパターンを決めておき、内容は乏しくても論理構成はしっかりと組み立てられるように意識しました。その際に使えそうな表現や構文(仮定法や比較級など)を蓄積し、問題に応じて意図的に織り込むようにしました。全体の構成はイントロ120words、ボディ130~150words×2、まとめ60wordsで合計450wordsを超えることを目指しましたが、アイデア出しに苦労することが多く、400wordsがやっとの時もありました。最初の8分くらいでテンプレートを一気に書き上げて、その後2つの理由をひねり出してボディを形作り、最後の3分程度を誤字修正に当てるようにしました。
【全体の感想】
・90点前後に達してから100点を超えるまでにかなり苦しみましたが、98からいきなり107に上がったのには正直自分でも驚きました。この付近のスコアで苦労される方は少なくないと思いますが、運もあるのであきらめずに学習を継続し、回数を受けることも大事だと思います。
・多くの受験生にとってTOEFL攻略は長い戦いになると思いますが、適度に息抜きを入れながら自分のペースを持続することが重要です。私の場合は月に1、2回TOEFLの受験生仲間と焼肉を食べてパワーをつけました。(焼肉屋に詳しくなりました。)
・ウェブトフルは空いた時間に受講でき、テストの特徴や効果的な学習法を手っ取り早く身につけられるので、忙しくてあまり勉強の時間が取れない方にはお勧めです。特にライティングはウェブトフルを利用してから明らかな伸びを実感しました。
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