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「学習相談に遠慮はいりません」への追記

以前に書いた以下の記事

 

学習相談に遠慮はいりません(2015年7月18日)

 

に対して最近2つのコメントをいただいたので追記をします。

いただいたコメントのひとつが以下。

 

「今は単語を覚えながら、通う塾では長文を渡されてアメリカ人の発音を録音したのを聞きながら、約60回くらい読むだけで大丈夫と言われているんですけど、これだけでTOEFLで80点くらい取れるものなんですか?やったらいい事などがあったら教えて頂きたいです。」

 

この方はウェブトフルのコースの受講生の方ではありません。

タイトルは「学習相談に遠慮はいりません」となっていますが、記事の中では

 

> 「また受講生の方で取り組み方に関して相談したいことがある場合はご遠慮なく。
> TOEFL対策を行う上で、大切なのが、この学習相談であると考えています。」

 

> 「受講生の方からの学習相談は無料で対応しています。
> 何回メールをやり取りしても無料です。
> メールでの学習相談を有料にしないのは、何度でも気兼ねなくご相談いただきたいからです。」

 

と学習相談は「受講生の方」に限定させていただいているとお伝えしています。
現時点では受講生の方々のサポートで手一杯であり、そうでない方をサポートする余裕はないのが実情です。

 

そして私が「受講生でない方への『個別の』アドバイスは効果的なものにならない」と考えているのも理由になります。
アドバイスが有効でなければ、行う意味はありません。

 

受講生の方へのメールでのアドバイスには1回につき20-30分かかったりしますが、時には1時間くらいになることも。
その方のスコアやこれまでどのようにTOEFL対策に取り組まれてきたのか、過去のメールのやり取りの内容を踏まえ、目標スコア、スコア提出の締め切りなどを考慮した上でアドバイスをしています。

 

受講生の方でなければ、そのようなバックグラウンドは分かりませんし、また「どのように学習すべきか」についての大まかなことはこのブログに書いてはいるものの、個別でのアドバイスはブログ記事やコメント欄、ツイッターでお伝えできるものではありません。
例えば、ListeningやReadingの18Dayコースの内容は市販のTOEFL対策本であれば、それぞれ何冊もの分量。
コースでは学習法や解法を紹介するだけでなく、問題を通しての学習法の実践を通して理解を深め、また自分の解答方法と、解法の適用の解説を比べながら解法を習得しながら、着実に実力を向上させるコースとなっています。

 

コース受講を通して学習法や解法を習得しているのが前提となっているからこそ、その上で個人的に何を強化すべきかを判断するアドバイスが効果的なものになります。

 

いただいたコメントでのご相談においては

 

「今は単語を覚えながら、通う塾では長文を渡されてアメリカ人の発音を録音したのを聞きながら、約60回くらい読むだけで大丈夫と言われているんですけど、これだけでTOEFLで80点くらい取れるものなんですか?やったらいい事などがあったら教えて頂きたいです。」

 

現在何点が取れる実力レベルか。
いつまでの80点くらいを獲得しなければならないのか。
どのセクションが比較的得意で、どのセクションが比較的苦手か。
渡されている長文はどの程度の難易度なのか、どのくらいの長さ・量なのか、どのような意図で作成されたのか。
その塾ではその長文を60回ほど繰り返し読むことによって何を達成しようとしているのか。

 

などが不明であるために、私からは何とも回答できません。

 

ご質問では「やったらいい事などあったら」ということですが、各セクションにおける大まなか学習法に関しては過去にブログに書いていますので、そちらを参考にしてください。
トップの「Web TOEFL 葛山のTOEFL TEST ブログ」をクリックした後のページでの、左側の「カテゴリー」からそれぞれのセクションの対策が確認できます。

 

ただ、「何かを何十回も取り組む」学習法に関しては、最後に私の意見を書いておきます。

 

「録音したのを聞きながら、約60回くらい読む」となると、10回以上行う頃には、音声をなんとなく聞き流しながらパッセージを読み上げる感じになってしまう恐れがあります。
結果、集中力が下がり、費やした労力と時間の割に得られるものは少ないかもしれません。
何度も取り組むなら、音読、復唱(1文、また長ければ1文の途中までを音読し、その後音読した箇所を何も見ないで繰り返す作業)、スクリプトを見ずに音声を聞きながらシャドウイングを行えるようにするなど、やり方を変えたり、取り組み方の難易度を上げながら行うことをお勧めします。

 

多くの回数繰り返す学習法に関しては、以下にも書いていますので参考になれば。

 

Listening問題は何回聞く?(2011年1月19日)

 

教材を何回繰り返す?(2011年7月26日)

 

受講生でない方への「個別の」アドバイスはできませんが、「このような取り組み方はどうか?」といった一般的な学習法に関してはブログ記事として回答できることもあるかと思います。
そのような疑問があれば、ブログのコメント欄やツイッターでお尋ねください。

 

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