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TOEFL 105から109を目指すスコア戦略

2023.09.11

先日以下の記事を書きましたが

 

» TOEFLスコアアップ:105点獲得のご報告をいただきました!

 

そこでで予告した、105点を獲得した「Yさんのような人が109点を目指す場合、どのようなスコア獲得戦略を狙うべきか」について書きます。

 

100以上のスコアを取った人が「106以上」のスコアを目指す場合、その人の100以上のスコアが各セクション何点か次第で目標スコア獲得戦略が大きく変わります。

 

なのでここでは「Yさんのような人が109以上を目指す場合」の話をします。

 

Yさんの過去のスコアは

 

2023年5月20日 R26 L26 S19 W19 Total 90
2023年7月8日   R26 L23 S20 W26 Total 95
2023年7月22日 R28 L22 S18 W24 Total 92
2023年8月26日 R29 L28 S21 W27 Total 105

 

109以上獲得を狙う人に対するアドバイスとして私がまず注目するのはその人の過去のSpeakingスコア。
Speakingで25以上を狙うことがどれだけ現実的かがポイントなので。

 

日本で英語教育を受けてきたTOEFL受験者の人たちにとって、ReadingやListeningで27-29が取れても、Speakingdで23を超えるのがかなり難しいと言えます。運がよければ24が取れても、25以上を獲得するには流暢さや発音の良さも含めてSpeaking力がかなり高くなければなりません。そのような人は、日本では一般的に「英語がペラペラ」と呼ばれるようなレベル。

 

Speakingは対策をかなり頑張っても23までになりやすいのは、Speaking 4問の評価点が3だと22−23になることが多いと推測されるから。偏差値によっては評価点平均3で24になることがあると思われるものの、評価点平均3の実力で24を取る確率は低く、25以上を取るには評価点4が取れるだけの実力が求められます。そしてSpeakingで評価点4の獲得はかなり難しいと言えます。

 

詳しくは是非、以下を記事をご一読ください。

 

» TOEFL Speakingで24点以上を取るには

 

> 先ほど4問すべてに対する人間の採点官からの評価が3(評価点平均3)であれば、23点を取る可能性が高いと伝えましたが、偏差値によって24点になることもあり得ます。しかしこれまでいただいたご報告から、Speakingスコアのほとんどが22−23点の人が24を取るのは稀で10-15%くらいでしょうか。

 

Yさんの105のときのスコアは以下であり、

 

2023年8月26日 R29 L28 S21 W27 Total 105

 

Speakingが23(+2)なら

 

R 29, L 28, S 23, W 27, Total 107

 

Speakingで21を取ったときは、Speaking 4問中3問で評価点3が取れたと推測されます。
なので評価点3が取れるだけの基礎的なSpeaking力はあるため、あとはTOEFLのSpeaking問題に対する回答により慣れることで23(運がかなりよければ24になることもありますが)獲得は十分に狙えます。

 

またWritingでの27はIntegratedかAcademic Discussionどちかで「人間の採点官とAIの両方(またはいずれか)」から評価点4がついたと推測されます。それだけのWriting力はあるのでWriting 28は現実的な目標です。Writing 28なら

 

R 29, L 28, S 23, W 28, Total 108

 

ここからもう1点上げるには

 

Reading、Listeningでは全問正解、または1問間違いくらいと、(ほぼ)全問正解できるくらい

 

または

 

WritingにおいてIntegrated、Academic Discussion両方で評価点5が狙えるくらい

 

の実力が求められます。

 

「Speakingで25以上の獲得は無理」ということでは決してありません。しかしSpeaking 25以上を目指すよりは Reading、Listening、Writingでもう少しの積み上げを狙った方が109以上獲得の可能性が高いと考えます。

 

TOEFLの採点方式は公開されていないので、昔のTOEFLのスコア換算方法、公開模試の結果と換算方法、ETSの職員に教えてもらったこと、受講生方々の過去のスコアに基づいての結論ではありますが、かなり精度が高い判断のはず。

実際にSpeakingで25以上を取る人は、帰国子女、海外経験の長い人、小さい頃から英会話を長らく行ってきた人などがほとんどですし。

 

Yさんの場合、105を取ったとき各セクションのスコアはこれまでのベストだったので、これまでと同じくらいの学習時間と熱意で取り組んでも、RLWのどこかでスコアが下がることもよくあると予測します。

 

目標スコアが高くなればなるほど、4つのセクションでベストスコア(またはベストマイナス1)をそろえるのが難しくなるので、105で一旦十分として出願対策などに集中し、それが一段落してまだ時間があればTOEFL対策に戻って109を狙うという手もあります。

 

また109獲得を目指す場合、どうしても109以上が必要なのか、または107-108でもいいのか、という状況の違いによっても各セクションに対する学習時間の比率が変わったりします。

 

109以上獲得を目指している人はかなり少ないはず。でも各セクションで何点を狙うという目標スコア獲得戦略は100以上が目標の人にも参考になると思います。

 

 

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