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留学後のSpeaking力維持・向上方法 その3

前回の

留学後のSpeaking力維持・向上方法 その2(2015年8月27日)

の続きです。

私がお勧めする「英語を話す力の向上方法」の話を続けます。

 

2.インプットの蓄積がアウトプットを生む。

 

アウトプット(Speaking、Writing)能力の向上には、多量、かつ良質のインプット(Listening、Reading)が欠かせません。

前回の投稿では、Listening力向上の重要性について述べました。
Listening力が低いと、聞き取れないところがでてくるため、完全な文ではなく、ところどころ聞き取れたいくつもの英単語から文の意味を類推することが多くなります。そのような聞き取り方でも、大枠の理解には問題ない場合も多いのですが、詳細に聞き取れていないと、いくつかの語のまとまりとして表現を把握できません。

 

つまり、Listening力が低いとインプットとして吸収できる割合が少なくなります。

「これまで英語をかなり聞いてきたけど、表現力がほとんど上がっていない。」

このような経験を多かれ少なかれ持っていらっしゃるのではないでしょうか。

 

英語を、正確に、詳細に、そしてスピードに追いつきながら聞き取れないと、 インプットがアウトプットにつながりにくい

ので、前回の投稿と話は重なるのですが、アウトプット能力養成のためにもListening力の向上は極めて重要になります。

 

またListeningと同様、Readingを通して

1.分からない部分を確認しながら読む。お勧めは80-90%理解できるもの。
2.(ほぼ)100%理解できるものを長時間読む。

ことによって、表現力を養成し、アウトプットに役立てることができます。

 

その他、1文、また長ければ1文の途中までを音読し、その後音読した箇所を何も見ないで繰り返す「復唱」という作業を行うのも表現力アップに有効です。

「復唱」および「長時間読むもの」に関しては、以下の過去の投稿を参考にしてください。

 

Writing表現力を高めるには

 

3.アウトプットの質を上げる。

 

インプットの増加により、表現力が向上しても、いざ話すとなるとなかなか英語表現が出てこないかもしれません。そんな時には、また話す機会が多く持てない場合は、自分が話したいことを「書く」ことをお勧めします。

 

書く場合、自分のペースで、前に学んだ表現をゆっくりと思い出しながら、アウトプットが可能。書くのに慣れてくると、その表現が口頭で使えるようになります。

 

また書いたものを読み直すことで、アウトプットにおいて繰り返しやすいミスを確認できます。

自分が書きたいトピックに関連する内容を検索し、読んだ上で、そこで使われている表現をいくつかピックアップすることも有効です。

 

書く際、どのような表現を使ったらよいか分からなかったら、辞書等で調べましょう。また自分が使っている表現が自然かどうか自信がなかったら、その表現を ”   ” (クォーテーションマーク)で括って、検索してください。
そうすると、そのクォーテーションマークの中の表現が、ネット上でどれだけの件数使われてるかを確認できます。多く使われているものであれば、正しい表現である可能性が高いと判断できます。

 

自分で表現を確認した後、できれば優秀なネイティブスピーカーに自分の原稿を添削してもらい、表現に磨きをかけましょう。
そして、出来上がった原稿を読み上げ、発音・イントネーション、流暢さをチェックしてもらいましょう。
オンライン英会話であれば比較的、安価にできるかと思います。

 

今回の投稿はここまで。
「英語を話す力の向上方法」もう少し続きます。

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