【改訂版】TOEFLスコア戦略:何点スタート、何点目標? [R 26, L 18, S 19, W 20 Total 83スタート、105以上目標]
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では、TOEFL 60点くらいの人が100点以上を目指すにあたってのスコア獲得戦略を書きましたが、今回はスタート・目標ともに高めに設定して別のスコア獲得戦略を書きます。
今回もTOEFL対策を始めたばかりの方が本試験を受け、そのスコアと目標スコアが以下とします。
[R 26, L 18, S 19, W 20 Total 83スタート、105以上目標]
目標スコアが105の場合、一般的に目指すべきは R 29, L 28, S 23, W 25 又は R 28, L 27, S 22, W 28 あたりと考えます。
(R 29は2問間違いくらい [95%ほどの正解率]、28は3問間違いくらい[91%ほどの正解率]、L 28は2問間違いくらい[93%ほどの正解率]、27は3問間違いくらい[89%ほどの正解率]、S 22-23は評価点平均3くらい、W 25は評価点平均4くらい、28は評価点5が2つと4が2つくらい)
R 26, L 18, S 19, W 20というスコア配分の場合、優先的に取り組むべきはListening。
まずはListening対策に集中し、スコアップを達成してから他のセクションの対策に移りたいところ。
Listeningの実力がこのままではSpeaking、WritingのIntegratedタスクにも影響し、大幅なスコアアップは望みにくいです。
見方を変えれば、Listening力が向上するとSpeaking、Writingのスコアアップが達成しやすくなります。
※ 平日の学習時間が2-3時間までの方を想定しています。毎日1日中TOEFL対策を行えるなら、4セクションの対策を並行して進めてもOKです。
一方、Readingですが「TOEFL対策を始めたばかり」のスコアで26が取れているので、この方の読解力はかなり高いと思われます。
ただ、今後の本試験や公式模擬試験の受験でReading 26以上が維持できるかが気になります。
もし23や24を取ることがあるようだと「安定して」高得点を取るれる実力ではないということであり、26点をReadingでの実力と考えないほうがいいでしょう。
私からのお勧めは、まずはListening対策に集中して(またはReading対策をいくらか並行して)、RL合計50以上(R 26-28, L 23-24など)を目指す。
最終的なRLの合計目標は55-57以上ですが、少なくともRLで50以上が取れてから Speaking、Writing対策に移るのがよいと考えます。
SWへの対策開始のタイミングは、本試験・模擬試験でのRLの点数、本試験でのSWの点数、目標スコア獲得期限、日々費やせる学習時間などを考慮して決定すべき。
トフレの受講生の方々はご遠慮なくメールでご相談ください。
RL50以上が取れずSWの開始時期を迷う場合、スコア提出の締切まで余裕があるならRLへの集中を継続。
スコア提出の期限が迫ってきているなら、SW対策の早めの開始も致し方ないでしょう。
しかしSW対策を開始するとその分、RLの時間が少なくなり、伸びにくくなることを考慮しなければなりません。日々の学習時間を含めて、総合的に判断することが大切です。
Speaking、Writing対策を開始する際、どちらから始めるべきか迷う場合は苦手な方から始めましょう。
S19は評価点3が2つと2が2つくらい。評価点が2だった2つの問題で評価点3だったら22-23になります。
2問で評価点3なので、3点が取れるだけの発音・イントネーションの良さ、流暢さがあると分かります。
他の問題でも3点レベルのパフォーマンスができるようになるのがSpeakingセクションでの目指すべきゴールです。
Writingは20点なのでおそらく評価点平均3。
これを評価点4平均以上にする必要があり、SよりもWの方が対策に時間がかかりそうと判断します。
Writingにおける評価点3と4の差は大きいので。
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よって今回の設定のスコアだとW対策を先に開始し、Wを通して表現力を養いながらその後S対策に移る方がよいと考えます。特にWritingは28を狙うことになるかもしれませんし。
Writingで28以上を取るには、IntegratedかIndependentいずれかで評価点平均5が取れるくらいにならなければなりません。
評価点3と5の差は非常に大きいため、Writingは25まででOKとするか、それとも28を狙うかでWriting対策に費やすべき時間が大幅に変わります。
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