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早稲田大学文化構想学部・文学部一般入試(英語4技能テスト利用型)におけるTOEFL iBTの基準スコアについて:60点を獲得するためのスコア戦略 その3

早稲田大学文化構想学部・文学部一般入試(英語4技能テスト利用型)におけるTOEFL iBTの基準スコアについて:60点を獲得するためのスコア戦略 その2(2018年6月11日)

 

の続きです。今回が最終回。「その1」「その2」では

 

早稲田大学文化構想学部・文学部一般入試(英語4技能テスト利用型)でのTOEFL基準スコア(トータルとしては60点以上、それぞれのセクションで最低14点以上)獲得を目指すにあたって

 

目標スコア60の構成を R 16、L 15、S 15、W 14 とする

 

ことをお勧めし、Speakingで15点、Writingで14点獲得するにはどのような回答が行えばよいかを書きました。

 

今回の「その3」は、Reading 16、Listening 15 獲得にはどのくらい正解しなければならないかについて。

 

TOEFL試験を作成・運営しているETSは、以下の公式模擬試験を提供しています。

 

TOEFL Practice Online(TPO)

 

そこで受けられる模試はすべて過去に出題された問題。
SpeakingとWritingは本試験とは異なり、人間の採点ではないので大まかな実力判定にしかなりませんが、Reading、Listeningでは本試験で何点取れるであろうかを確認できます。

 

公式模試(TPO:TOEFL Practice Online)のGroup 4ではReading、Listening問題のみで受験できます。
つい先日まではVolume 21、22、23の3つのセットを受けられたのですが、残念ながら今はVolume 23だけ受験可能になってしまいました。
2時間、23ドルほどで手軽にTOEFLのRLの実力判断ができる試験が3セットもあったのは良かったのですが …

 

現在も提供されているTPOのVol. 23では、以下の分析結果に基づくと

 

TOEFL Practice Online (TPO) 23 Reading & Listening スコア換算分析結果 その2(2015年10月29日

 

TPO23
Reading 16 は、60%の正解率(45問分中27問分の正解)

Listening 15 は、53%の正解率(34問中18問の正解)

 

ちなみについこの前まで受験できたTPOのVol. 21と22では以下の通り。
(TPO 21と22は23ほどデータが揃っていないので、換算表は公開しません)

 

TPO21
Reading 16 は、51%の正解率(45問分中23問分の正解)
Listening 15 は、50%の正解率(34問中17問の正解)

 

TPO22
Reading 16 は、56%の正解率(45問分中25問分の正解)
Listening 15 は、50%の正解率(34問中17問の正解)

 

ということで、3回分の公式模擬試験(TPO 21、22、23)の結果から

 

Reading 16を獲得するには、50-60%の正解率
Listening 15を獲得するには、50%くらいの正解率

 

が求められると言えます。

 

TOEFL iBTのReading、Listening問題の難易度は確かに高いものの、ほとんどが4択の問題において50%強正解できるなら、RLにおいてはトータル60点レベルの実力があるのです。

 

そのくらいのReading、Listening力の方にとって、Speaking 15、Writing 14獲得は決して難しいことではなく、SW対策を行わずともそのくらいのスコアが取れる方も少なくありません。
「その1」「その2」でお伝えしたようにS 15(評価点2.0平均)、W 14(評価点2.0平均)は適切な対策を行えば比較的短期間で獲得できるスコアであり、60以上到達を目標とする方にとっては、まずReading、Listeningで50%以上正解できるくらいになることがTOEFLクリアのカギとなります。

 

Reading 16、Listening 15が現在の自分の英語力ではどれほど遠いスコアであるのかは、上で紹介した公式模擬試験(TPO)のGroup 4、TPO23のRL問題の受験と、私がデータを集めたTPO23の換算表から確認できます。

 

23ドルほど、2時間で終わりますので、進学・留学のためにTOEFLスコアが必要になる方は受験して、現時点でのTOEFLにおけるReading、Listening力を判定しましょう。

 

もちろん本試験受験により、実力を判定することもできます。
まだTOEFL本試験を受けたことがない方は是非以下を一読ください。

 

これからTOEFL対策を始めるつもりだけど、まず本試験を一度受験したほうがいいか?(2014年1月29日)

 

一般的には、Speaking、Writngに苦手意識がある方でも、模試や本試験を通して実力を確認した後、Reading、Listening対策からの開始をお勧めします。
また60点到達を目指す方にとっては、Reading問題は単語、内容が非常に難しいため、アカデミックなトピックをより易しい表現で説明しているListeningからTOEFL対策を行い、Listening問題への取り組みを通して単語力、英文処理速度、文法力、論理力、背景知識、解答力が向上すると、その後のReading対策が効果的なものになります。

 

以上、一連の投稿は今回の「その3」で終了です。

 

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