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TOEFL 86点以上を目指してのスコア獲得戦略 その1

ブログのコメント欄に以下のご相談をいただきました。こちらのブログ記事内で回答します。

 

目標スコアをどう設定したらよいか考えを教えて頂きたいです。
2月末の試験で80を越え、3月に86を越えたいです。
現在最新スコアは 2020/10に R17, L17, S18, W17 の69をとりmy best scoreは R19, L17, S20, W19 の75です。
86ぴったりでよいので、3月までにスコアが必要です。留学、滞在経験なしの、純ジャパで、試しに受けた他試験では 英検2級 / TOEIC 770 / IELTS 6.0 でした。
TOEFL対策としてやったことは、少な過ぎるのは十分承知ですが、テスト3日前から公式問題集volume1のTest2回分をPCで解いて、ロイヤル英文法で復習しました。
これまで単語帳をやったりしてこなかった為、語彙力はかなり不足してます。
Speaking/writingで使える単語を増やして、R20, L19, S20, W21 で80をこえたいと思っています。
その先、86はどのようにとればいいでしょうか。

(ReadingもListeningもほぼ何を言ってるかはわからず、時間に追われ1問1分で問題を解いて、気づくとこのスコアになっています。しっかり理解をしてRLの解答を導くことをトレーニングした方がスコアは伸びますでしょうか?)

 

「まずは80以上、その後、86以上を取りたい」というご希望を受けて、80、86以上獲得のためには各セクションで何点を目指すべきかについて書きます。

 

私がこのようなご相談をいただいたときに最初に考えるのが、Speakingで何点が取れそうか。
Speakingには取りやすいスコア、取りにくいスコアがあるので。

 

この方は最新で18点、過去のベストは20点。
20を取ったのが、例えば「10回のうちの1回だけで、他はすべて15-18」なら、20獲得はたまたま運に恵まれたからと言えますが、TOEFL対策はあまりやっていないとのことなので、本試験の受験は2-3回程度と推測し、「20はたまに取ることができる」くらいのSpeaking力があると判断します。

 

この方は、他のセクションと比べてSpeakingが高めと言えます。
「留学、滞在経験なし」とのことですが、英会話などで英語を話す訓練をする機会はあったのでしょう。話すことやプレゼンが得意なタイプの人かもしれません。
(と書いた後に、追加のコメントで「がちがちの大学受験後、アカデミックとはほど遠いですが英語でノンネイティブ同士がコミュニケーションをとらざるを得ない環境で2年仕事をしております。」とお知らせいただいていました。英語を話すのにかなり慣れているようです)

 

ではスコアアップに向けてSpeakingで更なるスコアアップを目指すべきか。
人間の採点官からの評価は、Speaking 18のときは4問中、2問で評価点3、残りの2問で評価点2、20のときは3問で評価点3、残りの1問で評価点2だったと推測されます。
(Speakingスコア算出方法を知らない方は以下の動画をご確認ください)

 

 

Speakingで24点以上になるには4問中少なくとも1問で評価点4がもらえなければなりません。
しかし日本で英語を学ぶ方々の多くは、流暢さや発音・イントネーションの良さ、表現力や表現の正確さが高くはなく、結果、評価点4の獲得は難しいため、評価点平均3で取れる23点が、ほんとんどの方にとってSpeakingスコアの天井になりやすいのです。

 

なので、Speaking力が20点くらいで、そこからSpeaking対策をかなり頑張っても22-23点あたりから伸びなくなってしまう恐れがあります。
またSpeakingのIntegrated(Q2, 3, 4)において高い確率で評価点3を取るには、現在、17点くらいのListening力を向上させなければなりません。

よって、Speakingはとりあえず20点くらいでOKとし、他のセクションの対策を優先させた方がよいと考えます。

 

このご相談の方はSpeakingが一番高いスコアですが、英語を話すのにかなり慣れている人はこのようなスコアを取ることがよくあります。
日本で英語を学んできた方にとってはSpeakingが一番良いスコアは稀に思えるかもしれませんが、海外ではこのようなスコアを取る人が多いくらいです。

 

» Listeningの方がSpeakingよりも低いスコアなのはなぜ? を考える

 

続いてWriting。
Writingの最新は17でベストは19。
ここでは17というスコアに注目します。
Writingスコア17ではおそらく、人間の採点官からのIntegratedとIndependentいずれかの評価点が2、そしてもう片方で評価点3になっています。
(Writingスコア換算方法を知らない方は以下の動画をご確認ください)

 

 

Integrated、Independentいずれかではありますが、86以上を狙うなら「評価点2を取ることがある」という状況を脱しなければなりません。
人間の採点官からの評価点平均が3なら20点くらい。
ベストの19では、評価点平均が3であったにも関わらず偏差値によりスコアが下がって19点になったのかもしれませんが、86以上を獲得するにはWritingは「常に」20点以上がほしいところ。

 

お知らせいただいたスコアから判断して、仮にSpeaking 20、Writing 20なら、80以上を取るにはReading 21以上、Listening 19以上が目標。
86以上を狙うには、Reading 24以上、Listening 22以上を目指すことになります。

 

Readingのベストは19、Listeningのベストは17なので、Reading、Listeningともに過去のベストから+5点のアップが求められます。

 

ちなみに公式模試のTPO31なら、それぞれのスコアの正解数、正解率は

Reading:

19点[33問中21問の正解(12問不正解、正解率64%)]→ 24点[33問中26問の正解(7問不正解、正解率79%)]

Listening:

17点[28問中16問の正解(12問不正解、正解率57%)]→ 22点[28問中20問の正解(8問不正解、正解率71%)]

 

これらの正解数や正解率の違いを比べると大きな差がないように思えるかもしれません。
しかし現実的には、たまたま運よくということでなく、いつも5点アップのスコアが取れるようになるにはReading力、Listening力を大幅に向上しなければなりません。

 

現状としては、Reading、Listeningは60%前後の正解率であり、「何を言っているかはわからず」と感じるところがあっても当然。
「語彙力はかなり不足」しているはずであり、単語力を向上させる必要もあります。
(しかし十分ではないのは単語力だけではないので、単語だけの取り組みで目標スコアにたどり着くのは困難でしょう)

 

もしWritingで22-25が狙えるなら、Reading、Listeningの目標スコアを下げられます。
しかし、以下の動画でもお伝えしているように、Writingで22-25を取るには、Integrated、Independentのいずれか、または両方で評価点4が取れなければならず、「評価点2を取ることがある」現在の状況と「評価点4が取れることがある」の差はとても大きいので、とりあえずWritingは20狙いでOKとし、Writing対策にはあまり時間をかけずに(例えば、Integratedの方が苦手でそちらで評価点が2になることがあると推測されるなら、Integratedの対策だけ行い、評価点3が安定して取れるようにする)、Reading、Listeningでの大幅スコアアップを目指して多くの時間をRL対策に費やした方がよいと考えます。

 

 

以下の追加コメントでは、TOEFL対策は「1時間/日くらい」とのことですが、『一般的には』そのくらいの学習時間であと1ヶ月半以内にMyBest 75からトータル86以上までアップするのは極めて難しいと言えます。

「こんな、解き方をしているのでRLで20を超えない」と考えられていますが、解き方を変えるちょっとした工夫で解決できる問題ではなく、現在の英語力を大幅に向上させるだけの学習時間と熱意がないと86以上の獲得の可能性はかなり低いままです。
(決して「無理」とまでは言いませんが。運にかなり恵まれれば、自信のなかったいくつもの問題がたまたま全問正解することもありますし)

 

どうしても80以上(86以上)が必要なら、学習時間を大幅に増やしたり、目標スコア獲得の期限を延長した方がよいと考えます。
もしどちらもできないなら、目標を達成の可能性がかなり低いという現状を踏まえて、TOEFL対策をどう進めるか判断しましょう。

 

ご相談いただいた方へ:
過去のスコアすべて(受験日も含む)をお知らせいただければ、その内容に基づいて追記します。

 

(追加でいただいたご相談内容)

ご返信有難うございます。
どうぞ宜しくお願い致します。

働きながら違う試験の勉強をしておりまして、
英語に充てられる時間は1時間/日くらいです。。。
がちがちの大学受験後、アカデミックとはほど遠いですが英語でノンネイティブ同士がコミュニケーションをとらざるを得ない環境で2年仕事をしております。わからない場合聞き返すことでlistening力の低さをカバーしてきました。自分は簡単な英語表現ばかり使います。

RLについて、ほぼ何を言ってるのかわからない状態でどのように問題を解いているか簡単に記します。

Rは本文にはわからない単語だらけで全然進まないので、本文より、選択肢を読み込んでいます。選択肢の方が簡単な英語のことが多い気がします、、そして選択肢を本文と見比べて、1番良いものを選んでいます。迷う問題は他の選択肢のどこがだめかを探したりします。

Lは、5分間ひたすらメモをしています。音声認識としては、何を言ってるのか英文はカタカナを駆使してメモできるのですが、肝心の内容がわかりません。話がなぜその方向に転換したのか謎のまま、問題に入ります。
Lも選択肢をすべて読み、これは有り得ないというものをすぐに捨て、2択に絞り、最後にメモと照らし合わせて、これかな?みたいなものを1択に絞ります。

ReadingよりもListeningの方が有り得ない選択肢が多い気がしています。

こんな、解き方をしてるのでRLで20を越えないのだと思います、、内容理解までいけるようになるとスコアものびますかね、、、(*_*)

長文失礼しました。目標スコアの設定のご参考にしていただければ幸いです。

 

コメント

  1. 目指せ86越え! より:

    詳しいアドバイスを頂き、有難うございます。
    参考にさせて頂きます。

    今週TOEFLというものについて調べ、また動画にて採点基準を理解し、現状と目標値のギャップはその場しのぎ的な対策では埋められないということを痛感致しました。早急にRLの内容理解を目標にしたいと思います。

    speakingとwritingは準備できるQ1とindependent taskにおいて評価4をとるぞという意識で、4問の平均が評価点3になるように(2をとらないように)練習します。

    そして今後の目標値ですが、体感では
    3月末 R24L22S21W21TTL88(いろいろ調整されて実際には86)
    2/27 R22L19S21W21TTL83(いろいろ調整されて実際には80)
    で設定したいと思います。
    まずは勉強時間を確保します。

    スコアは以下のようになっております。最新75になりました!ここから各セクション2ずつあげたいと思います。
    2/7 R20L17S19W19TTL75(2021)
    10/10 R17L17S18W17TTL69(2020)
    9/6 R14L11S19W19TTL63(2020)
    3/14 R11L15S20W15TTL61(2020)
    10/19 R19L15S16W14TTL64(2019)
    3/3 R16L15S20W18TTL69(2018/初回)
    (社内で定期的に60以上のスコア提出が必要で、テストのようにいきなり受けてしまいました)

    また何か迷ったときにはご相談させて頂きたいと思います。
    どうぞ宜しくお願い致します。

  2. Katsurayama より:

    目指せ86越え!さん

    いただいた追加コメントに対して回答しました。

    https://tofure.com/?p=25516

    Katsurayama

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