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初めてTOEFL本試験を受けたけどスコアがかなり低かった。高額の受験料は無駄だった?

Twitterでフォローをいただいた場合、どのような方が私のTwitterに興味を持っているかアカウントを確認していますが、比較的最近フォローいただいた方が、以下のような内容をツイートされていました。

 

TOEFL本試験を初めて受けたが、スコアが期待したよりもずっと低くてショックだった。
準備せずに受けて、受験料を無駄にした。
このくらいのスコアなら公式問題集などで実力測定できたはずなのに。
実力判断のために本試験を受けるのはやめたほうがいいと思う。

 

直接の引用を避けるため文言はかなり変えているので、ご自身が意図した意味からズレているところもあるかと思います。このツイートは私にとって興味深く、実際に本試験を受けて同じように感じる方もいらっしゃるかもと思い、実力測定のための初受験に関して私の考えを書きたいと思います。

 

まず本試験を受ける前に、少なくとも問題の形式は確認すべきです。
すでに対策を始めている方ならTOEFLの問題はどのようなものか分かっているでしょうが、TOEFL公式サイトにあるFree Practice Testsを受ければ、問題内容、難易度、形式の把握が可能です。

 

 

問題の難易度や出題形式を知らずに、本試験で面食らって実力が発揮できないと高額な受験料($245 = 今の為替だと34,000円くらい)が無駄になるので避けるべきです。

 

しかし問題を理解した上での受験ならスコアが何点であっても、私は受けた価値があると考えます。
なぜなら対策の開始時にTOEFLにおける自分の英語力の測定は大切だから。現在の立ち位置がはっきりするからこそ、今後どのように取り組むべきかが明確になります。

 

とはいえ、3万円以上の受験料は本当に高いですよね。
(ちなみにTOEFL iBTが始まった15年ほど前の受験料は$170でした … )

 

» TOEFL iBTの受験料が10ドル値上りして245米ドルになりました …

 

初めて本試験を受ける際、現在の自分の英語力と目標スコアの差がかなり大きいと予測される人は、最初から本試験を受ける必要はなく、自分のTOEFLアカウント内から購入できる公式模試で十分と考えます。

 

TOEFL Practice Online(通称、TPO)は1つの試験あたり$45.95。しかし裏技を使えば、37%引きの$29で受けられます。

 

» 【改訂】TOEFL iBTの公式模試(TPO31)、37%引きで受けられる裏技教えます!

 

 

公式模試のSpeaking、WritingはAIによる自動採点のみなので、正確な実力測定にはならないものの、SWの実力は大まかには分かります。しかしReading、Listeningにおいては本試験同様の実力測定が可能です。

 

冒頭で取り上げた方は、模試の受験で十分だったと考えます。ただETS「教材」での実力測定はお勧めしません。確かにOfficial Guideには正解数に対する予測スコアが掲載されていますが、これ全然当てになりません。

 

本試験または公式模試を初めて受けた際、どのようなスコアであっても、TOEFLとはどのような試験か、またTOEFLにおける自分の英語力はどの程度か認識することは今後のTOEFL対策に役立ちます。スコアによってどのセクションの対策を優先すべきか分かりますし、これからTOEFL対策を進め、後に模試や本試験を受けたとき初受験のスコアよりも上がっていれば、それまで行なった学習が有効であったと判断できます。しかし実力測定をしないとそのような判断ができません。

 

初受験で期待したようなスコアが出なかった場合、落ち込む気持ちは分かります。TOEFLの受験料は本当に高いですし。ただ今回の実力測定が今後の取り組みに役立ち、結果、本試験の受験が1回分少なくなれば、この初受験は無駄になりません(先々の受験回数が2回以上減るならかなりお得になります。それを狙って早めの初受験をお勧めしています)。
期待したほどのスコアではなかったが必要な先行投資だったと前向きに捉えていただければと願います。

 

ちなみに上に書いた内容は以下のYouTube動画でお伝えしていること。
TOEFL対策を始めたばかり、これから始めようという方は是非、ご視聴ください。

 

 

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