TOEFL試験の休憩時間中にテンプレートをメモしても大丈夫?
トフレのReading、Listeningコースを受講されている方から以下の内容の質問をいただきました。
ご本人にはすでに回答済みですが、同じような疑問を持つ方もいらっしゃるかもと思い、こちらにも書くことにします。
質問:近々自宅TOEFLを初めて受けるが、休憩中にSpeakingやWritingのテンプレートをホワイトボードにメモしてよいか?
回答:絶対にしてはいけません。不正行為とみなされ、試験が中断しスコアが出ない可能性が非常に高いです。
過去にいただいたご報告には
自宅受験の休憩時間中、Speaking試験に備えてメモを見ていた。proctorから求められメモを見せたところOKと言われたが、その後、別の人から連絡があり不正行為とみなされ、Speaking以降の試験を進めることができなかった。
休憩時間中にスマホで家族にメッセージを送っていたら不正行為とみなされ、中断させられた。
というものもあります。ですので
自宅TOEFL受験での休憩時間中は、会場受験と同じように机の前では何もしてはいけません。
中には、ならばSpeakingやWriting開始前の案内のときにテンプレートをメモするのはどうか?と疑問に思われるかもしれません。
会場受験においてそのようなことをしていて試験官に見つかった場合、おそらくはメモ用紙を取り上げられる程度で終わります(過去にそのような報告をいただいています)。
しかし、自宅受験では、不正行為とみなされる可能性が高いと考えます。
自宅受験では、個々の受験者を監視する試験官(proctor)以外に、不正を取り締まる担当者がいるため、試験官がOKとみなしても、その直後に不正監督者から試験終了を言い渡されることもあります。
自宅受験は会場受験よりも不正の取り締まりが厳しいです。
自分の机の前にいない時、つまり試験官が監視していないところなら、休憩時間中に食事をしたり、メモを見たりして問題ありません。ただ、スマホは試験開始前に試験官に机から離れたところに置く様子を見せるように指示がありますが、休憩時間にそのスマホを手に取らないほうがいいでしょう。
また休憩時間中ではありませんが、試験中に頭・身体を少し動かしたため試験官から自分がカメラを通して見えなくなってしまったことや、エアコンのリモコンで何度も室温を調整しようとしたことが不正行為扱いされた報告も受けています。
不正行為の疑いにおいては最悪、1年間TOEFL試験が受けられなくなります。
またETSはあなたの言い分を真剣に受け止めてくれません。一度不正行為とみなされた場合、こちらの説明によってその判断が覆ることはほぼありません(非常に残念なことですが)。
会場受験と比べ、自宅受験の方が不正が行われやすいのは確かです。だからこそ ETSは過剰に厳しくなっているところもあります。
パッセージの音読さえ注意されることもありますので、試験を受けるという行為以外は何も行わないほうがいいでしょう。
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