TOEFL Writing:Academic Discussionで高評価が取りやすい理由 その2
» 【改訂版】TOEFL Writing:Academic Discussionで高評価が取りやすい理由 その1
の続きです。TOEFLの新しいWritingタスクであるAcademic Discussionは
「日本で英語教育を受けてきた人たちにとって『適切に対応すれば』Independent Writingよりも高評価が取りやすい」
と、私が考えるもうひとつの理由について書きます。
理由3:多くの問題に取り組みやすい
以前の形式のIndependent Writingでは試験時間は30分だったのですが、Academic Discussionは10分。時間は1/3に短縮されました。
ここはTOEFLスコアアップを目指す学習者にとって大きな変化であり、以前はIND W対策のため 1本の回答を書くのに30分かかりましたが、ADに変わって10分で済むようになりました。
30分と比べ、10分で回答を書くのは大幅に楽であり、取り組みへの心理的負担もかなり軽減されているはず。
結果、トフレのADコースでの添削の提出頻度は、IND Wと比べ大幅に増えました。
つまり、それだけ多くの問題に取り組んでいるということ。
スポーツでも習い事でも学習でも、繰り返す機会が多いほど、上達は早くなります。
しかしながら、単に問題に対して多く回答しているだけだと、スポーツで多くの試合に出ているのと同じような状況。練習をせずに試合に多く出場しても能力の大きな向上は期待できないですよね。
大切なのは、多くの問題への取り組みを通して、見つかった自分の弱点を改善していくこと。
つまり添削を受け、そこで指摘されたミスを繰り返さないように心がけたり、修正された表現を覚えていくと確実にADで求められるWriting力が向上します。
また、前回の記事では、ADにおいて、
評価点4、5獲得を目指しているなら100語以上
3獲得を目指しているなら80語以上
くらいの語数でよいと伝えましたが、例えばトフレのADコース(4Dayコース、添削コースともに)で提供される120語前後のサンプル回答の表現を1文ずつでも覚えていくことによって、ADで汎用性が高い、優れた表現が蓄積されていきます。
120語くらいなら、1文ずつ覚えても、文の数は多くはありませんし、Writing力の高い方だと30分から1時間くらいで1つのサンプル回答を覚えることができます。覚えた文や回答はずっと覚えるづける必要は一切なく、一度覚えたら忘れてOK。しかし一度そこでの表現を取り込んだことにより Writing 力は向上します。
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