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【改訂版】TOEFL Listening問題を聞いていると集中力が切れてしまう ...

2024.12.19

以下、過去の記事を改訂したものです。

 

受講生の方から

 

TOEFL本試験においてリスニング問題を聞いているとき、集中力が切れてしまい、聞き逃してしまうことがある。結果、答えられない問題がでてくる。どのように対応したらよいか。

 

という内容の質問をいただきました。同じように悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。このような悩みを抱えている方にまずうかがいたいのが

 

その問題の内容が日本語で話されていたら、同じように集中力が切れると思いますか?

 

という質問。ほどんどの人は「日本語であれば問題ない」と答えるはず。TOEFLの問題は日本語で説明されても理解できないほど難解ではないので。なので

 

「日本語でも聞き逃すところがあると思う」

 

という方は「気持ちの問題」と言えます。日本語の聞き取り問題で聞き逃すとしたら、

 

やる気が足りません。

 

気持ちは分かります。TOEFLで出題されるアカデミックな内容は、誰もが面白いと思えるようなものではありません。しかし「聞き取れる」「理解できる」にも関わらず、集中力が切れてしまうのは意志の問題です。5-6分くらいなら十分に集中できるはず。

 

「いや、聞こうという気持ちはあるのだが、集中力が続かない」なら、それは

 

「聞き取れない」「理解できない」ところがあるから。

 

つまり、問題は集中力にあるのではなくListening力不足。よって

 

根本的な解決方法はListening力を向上させること。

 

Listening力が上がれば、集中力が切れることも少なくなります。

 

とは言っても、「聞き取れない」「理解できない」なりにもっと集中したいと思われるのは当然です。

 

本試験のリスニング問題で集中力を向上させるために私がお勧めするのは

 

1.聞いた音声の内容を頭の中で映像化する。

 

聞いた情報を逐一、頭の中でイメージさせましょう。 映像化することによって、内容を丁寧に聞き取ろうという意識が生まれます。

 

2.聞いた音声をシャドウイングする。

 

聞いた表現をそのまま口を動かして(隣の人には聞こえないくらいの)小声で言うには、 一字一句聞き取ろうしなければなりません。
(ただこの方法は自宅受験TOEFLでは、不正行為をしていると疑われる可能性があります。問題音声を発話することにより問題内容を録音しているのではと。なので自宅受験ではお勧めしません)

 

3.「聞き取れない」「理解できない」箇所は気にしない。次の表現・内容に集中。

 

「聞き取れない」「理解できない」ところにこだわると、その後の本来「聞き取れる」「理解できる」ところも聞き逃してしまいます。分からなかったところを気にしても、その後に分かる可能性は高くありません。TOEFL Listeningは諦めが肝心です。

 

本試験や日々問題を解いているときに集中力が切れがちという人は、是非こちらの3つを試してください。自分にとってやりやすい方法が1つ、2つあるかも。

 

あと「内容が聞き取れない、理解できないと気持ちが落ち込んで、集中できなくなってしまう」という人にお知らせしたいのが

 

TOEFLのListeningセクションは(Readingセクションもですが)1問間違うたびに1点、または2点スコアが下がる

 

こと。以下の記事で公式模試 TPO30と31でのListeningセクションの正解数(不正解数)とスコアを示した表を掲載しましたが

 

»

 

TPO30のListening問題では

 

不正解数:1問 → 29点
不正解数:2問 → 27点

 

不正解数:4問 → 25点
不正解数:5問 → 23点

 

TPO31のListening問題では

 

不正解数:3問 → 28点
不正解数:4問 → 26点

 

不正解数:10問 → 20点
不正解数:11問 → 18点

 

と1問の正解・不正解によりスコアが2点変わるところがあります。

 

つまり、Listeningセクションでやる気がなくなって、聞き逃したことにより、1、2問不正解が増えるとスコアが1−3点下がってしまいます。

 

あなたはそれでも気持ちが切れて、諦めてしまいますか?

 

このブログを読んでいる人のほとんどはTOEFLであと1−2点スコアを伸ばすことの難しさを実感されているかと思います。Listening問題の途中で、気持ちが切れそうになったら1−3点スコアが下がるかもと考え、集中し直しましょう。

 

とはいえ、現在の実力が目標スコアまでかなり離れているなら集中力で解決できる問題ではありません。上に書きましたが、Listening力が上がれば聞き取れない、理解できないところは減り、結果、問題に対して集中しやすくなります。Listeningで大幅スコアアップを達成する必要がある人は、現時点で問題に対して集中力が続かないことは気にせずに日々の取り組みによってListening力の向上を目指しましょう。

 

ちなみにReadingでは1問間違うと2点下がる可能性がListeningよりも高くなります。以下からご確認ください。

 

» TOEFL公式模試 TPO30 Readingスコアデータ分析

 

 

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