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【改訂版】新形式TOEFL公式模試 TPO30 Readingスコアデータ分析

現在、TOEFLアカウント内の Shop for Test Preparationで販売されている 公式模試であるTPO(TOEFL Practice Online)Volume 30のReadingセクションのスコアデータを公開します。

 

» TOEFL公式模試を活用し、目標スコア獲得に役立てましょう!

 

以前に、TPO30を受験して結果をお知らせいただいた人に対してコース受講料割引やAmazonの商品券を渡したり、学習相談でトフレ受講生の方々からの報告を受けたり、データを完成されるために何度も受験した結果が以下になります。

 

なぜここまでしてデータを集めたかというと、昨年の7月末にTOEFL iBTが2時間の新形式になったとき、Readingにおいて3パッセージ(以前は4パッセージ出題されても採点されるのは3パッセージ)から2パッセージ、問題数は30問から20問(ポイント数は33から22)へと大幅に減ったので、問題数の減少がスコアにどう影響しているかを確認するため。

 

皆さんに中には「なんで22ポイントなの?問題数は20問なのに?」と思われる方がいるかも。現在のReadingセクションは「2パッセージ 20問」ですが、最後に出題される要約問題(Prose Summary Q)は2ポイント。その他の問題は1問1ポイントなので、20問で22ポイントになります。

 

ただポイントで説明すると分かりにくくなるので、以下では全「22問(ポイント)」として説明します。

 

以下の表から

 

「目標スコアを獲得するにはどのくらい間違ってもいいのか」
「現在のスコアでの正解率はどのくらいか」
「スコアを◯点上げるには何問くらい正解を増やせばよいのか」

 

などを確認してください。

 

注:正解率では小数点部分を四捨五入しています。例)51.52%  → 52%

 

TPO 30 Reading(新形式)
スコア 正解数 不正解数 正解率
30 22 0 100
29 21 1 95
28 20 2 91
(27)
26 19 3 86
25 18 4 82
24 17 5 77
(23)
22 16 6 73
(21)
20 15 7 68
19 14 8 64
(18)
17 13 9 59
16 12 10 55
(15)
14 11 11 50
13 10 12 45
(12)
11 9 13 41
(10)
9 8 14 36
(8)
7 7 15 32
(6)
5 6 16 27
(4) [推測]
3 [推測] 5 17 23
(2) [推測]
1 [推測] 4 18 18
0 [推測] 3 19 14

 

 

以下、上の表の分析結果:

 

1.存在しないスコアがある

TPO30のReadingでは 27、23、21、18、15、12、10、8、6点 が存在しません。TPO30を何度受けてもそれらのスコアは取れません。正解数とスコアの関係は毎回同じです。

 

2.正解数とスコアの関係は、模試(TPO)によって異なる

TPOのVolumeが異なれば、同じ正解数でもスコアは1−2点異なるかも。例えば、TPO31、23では以下のようになります。

 

3問間違い:TPO30 – 26点、TPO31 – 28点、TPO23 – 27点
4問間違い:TPO30 – 25点、TPO31 – 26点、TPO23 – 25点
5問間違い:TPO30 – 24点、TPO31 – 25点、TPO23 – 23点

 

本試験のReadingで「前と同じくらい正解したはずなのに2点下がった!」と感じた人、正解数は同じだったかもしれません。

 

3.正解数5問以下のデータは現時点では不明

正解数5問では正解率23%(5/22問)と、4択のランダムクリックの計算上の正解率25%よりも低いので、5問以下の正解数に対しては今のところ計測していません。

 

ただし、その前では正解数が1問減るたびにスコアが2点下がるパターンになっているので、正解数5問は3点、正解数4問は1点になると思われますが。

 

 

TPO30 Readingスコアデータの活用方法

 

今後、本試験でのReadingスコアはこちらの換算表に照らし合わせて、だいたいどのくらいの正解数/正解率であったか推測しましょう。

 

模試によっては同じ正解数でもスコアが異なると伝えましたが、これは本試験でも同じ。よって「正解数が上がってもスコアが下がる」こともあります。表から分かるように正解が1問増えると2点上がる(正解が1問減ると2点下がる)ところもあり、Readingのスコアは運に左右されることをご理解ください。

 

1問の正解不正解により2点変わることは3パッセージのときもあったのですが、かなり低い確率でした。基本的には1問正解不正解するたびに1点上下していたのが以前の形式。ところが、2時間で受けられる新形式でReadingは大幅に問題数が減ったため、1問の正解不正解によって2点変わることも多くなり、運よくたまたま正解するかどうかでスコアが大きく変わるようになりました。

 

また、出題されるのが2パッセージなので、たまたまその2パッセージが自分にとって理解しやすいトピックであった場合、高スコアになることもあり、新形式ではReadingのスコアが安定しにくくなったと言えます。例えば、100点以上獲得を目指す人に対して私は「Readingで28以上の獲得」を目安として伝えていますが、このTPO30においてReadingで28以上を取るには2問までしか間違えられません。本試験において、TPO30同様、Reading力の非常に高い方でも3問間違うと26点になるかもしれなく、R 26だと100以上獲得が難しくなります。

 

「以前Readingで28が取れたからReadingはもう大丈夫と思ったが、その後、Readingのスコアは23-25あたりが多い」

 

ということは十分に起こりえます。23-25と28は、正解数において2−3問しか違わなかったりするので。

 

よって、現在の形式のReadingで高スコアが取れたとしても、それがたまたまなのか、それとも今後も同様のスコアが取れるだけの実力があるかの見極めが非常に大切です。

 

» TOEFL Reading:スコアが大幅に上下する! 

 

 

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