TOEFLスコア戦略:何点スタート、何点目標? [R 19, L 14, S 15, W 17 Total 65スタート、109以上目標] その5
TOEFLスコア戦略:何点スタート、何点目標? [R 19, L 14, S 15, W 17 Total 65スタート、109以上目標] その4(2017年11月5日)
の続きです。
長らくお待たせすることになってしまいました。
申し訳ございません。
「その4」では
Speaking 2 → 3の違いはどの程度のものなのか?
「まずは90以上獲得」のS 18とS 23の差は?
Sで24以上を目指すとしたら?
について説明すると予告しました。まず
A)Speaking 2 → 3の違いはどの程度のものなのか?
ですが、Speakingの評価点2と3の違いは以下の2つのブログ記事で説明しました。
「Speakingで3が(なかなか)取れない」という方は是非ご一読ください。
TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Independent Task編)(2017年11月26日)
TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Integrated Task編)(2017年11月30日)
B)「まずは90以上獲得」のS 18とS 23の差は?
「まずはトータル90以上を目指す」という場合、Speaking 18を獲得するには6タスクの評価点の平均が2.33、例えば 3が2つと2が4つにならなければなりません。
それに対して「どうしても109以上」ということなら、Speakingでは最低23欲しいところであり、そのためには6つのタスクすべてで評価点3(平均:3.00)が求められます。
もともとSpeaking 15の人は、6タスクすべてで評価点2になっていると思われるため、現状として特に何も対策を行わなくても評価点2が取れる状態であり、18を獲得するには6つのタスクのうちの2つで3が取れればよいということになります。
よって、6タスクすべてに対して準備を行う必要はなく、例えば、Task 1, 2, 3, 5の4つの対策を行い、本試験においてその4つのうち2つで評価点3を狙うという戦略が取れます。
もちろん2つのタスクで3狙いなので、例えばTask 1, 2のみ準備することもできますが、Speakingは問題によって回答のしやすさが大きく変わるので、その点は考慮しておきたいところ。
それに対して、Sepaking 23獲得には安定して評価点3が取れるだけの実力が求められ、そのためには全タスクへの対策を行う必要があります。
C)Sで24以上を目指すとしたら?
Speakingセクションで24以上を獲得するには、最低一つどこかのタスクで評価点4が必要になります。
評価点4獲得に求められる基準は以下で説明しました。
TOEFL Speaking:評価点3と4の違いを探る(2017年12月25日)
Speakingで評価点4を獲得するには「英語を話すことに慣れている感じ」+「採点官にとって聞きやすい」くらいの発音・イントネーション、流暢さの良さが求められます。
Speakingで23を狙う場合にも同様のことが言えますが、評価点4が狙える、または3を安定して獲得できるようになるには、採点官にlistener effort「聞き手の努力」を必要とさせないレベルになっていなければならないため、TOEFL対策を開始した当初からオンライン英会話などにより頻繁に英語を話し、英会話の先生に指摘してもらうことによりDeliveryを向上させた方がいいかもしれません。
発音やイントネーションの良さは自分自身では判断しにくいところですが、英語を話すときに理解されないことが多かったり、頻繁に言いよどんでしまうなら、TOEFL Speaking対策を開始する前に英会話向上トレーニングの期間を確保したほうがいいでしょう。
次回の「その6」ではWritingセクションについて書きます。
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