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TOEFL対策はどうあるべきか 〜「留学後のSpeaking力維持・向上方法」から考える

その昔、以下のスコアアップ報告をくださり

 

107点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました!(2012年12月17日)

 

2年間の留学を終えて、最近帰国された元受講生のYさんから

「留学を終え、今後どのようにSpeaking力を維持すべきか」

というご相談をいただき、その回答のためにまず一般的な「英語を話す力の向上方法」について述べ

 

留学後のSpeaking力維持・向上方法 その1(2015年8月25日)

留学後のSpeaking力維持・向上方法 その2(2015年8月27日)

留学後のSpeaking力維持・向上方法 その3(2015年8月31日)

留学後のSpeaking力維持・向上方法 その4(2015年9月5日)

 

その後、Yさんの状況に対する個別のアドバイスを書きました。

 

留学後のSpeaking力維持・向上方法 その5(2015年9月9日)

 

今回は「その1」での予告したように、これまでの一連の投稿での主張から、どのようにTOEFL対策をすべきかについて書きます。

 

1.TOEFL高スコア獲得においてもListening力向上がカギ

 

求められたアドバイスは「話す力」の維持・向上に関して。しかし私は「聞く力」の重要性から書き始めました。

TOEFLにおいてListeningは4つのセクションの1つであるだけではなく、Speakingの6つのタスクのうちの4つ、Writingの2つのタスクのうちの1つで、Listeningによる理解が求められるため、TOEFLで高得点を獲得するには高度なListening力が欠かせません。これまでの英語学習でListeningにあまり時間を費やさなかったという方は、TOEFL対策をListeningから始めましょう。またListeningはスコアが伸びにくいセクションでもあり、早めに学習を開始し、十分な対策期間を持ったほうがよいと言えます。

「自分のListening力に自身を持っている」という方は早めに本試験を受験し、TOEFLにおける実力を確認しましょう。そのような方でも、TOEFLのListeningでは期待したほどのスコアが取れないということが多いので。

 

これからTOEFL対策を始めるつもりだけど、まず本試験を一度受験したほうがいいか?(2014年1月29日)

 

Listening力(とReading力)をチェックするだけなら、以下の公式模擬試験「TOEFL Practice Online」のGroup 4($21.95)を選択し受験すれば、2時間ほどで実力判定が可能です。
公式模擬試験の問題は実際に過去の本試験で出題された問題なので、自分の実力をかなり正確に判定できます。
(SpeakingとWritingは、模擬試験ではプログラムによる自動採点なので、高めのスコアが出やすい。)

 

TOEFL Practice Online



2.TOEFL対策はTOEFLの形式・内容に合ったもので行う

 

話す力の向上において「活躍したい分野を絞る」ことをお勧めしましたが、TOEFLで高得点を取れるようになるには、TOEFLの形式・内容にあった問題に取り組むのが最も効果的です。

TOEFLの内容からズレたものでも英語力は上がります。例えば、ペーパーバックを読んだり、英語のコメディードラマを見ることでReading力、Listening力が向上するのは間違いありません。しかし、一般的な英語力が上がったとしても、その方向がTOEFLが求めているものと合っていない場合、スコアアップにつながらない恐れがあります。

TOEFLはアカデミックな内容で、難易度の高い試験。TOEFLの形式・内容にあった問題に取り組んでいくことにより、そこで求められる実力は着実に向上します。

 

3.アウトプット向上方法

 

インプットがアウトプットを生むため、TOEFLスコアを大幅にアップさせる必要がある場合は、Listening、Reading対策を先に行い、Listening、Readingでのスコアアップを目指しながらも、そこでの学習を通して表現力を蓄積しておくと、Speaking、Writingに役立ちます。

Speaking、Writing対策においては、 TOEFLの問題に対して実際に話す・書くことが欠かせません。表現の暗記にばかり取り組んでいたり、アウトプットの練習はしていてもTOEFLの設問を意識しない形で行っていると、スコアアップはあまり期待できません。話す・書く機会を多く持ち、慣れるのはよいことですが、TOEFLでの大幅なスコアアップを目指すなら、その後、実践的なTOEFL対策に移りましょう。

そしてTOEFLに通じたネイティブや講師の方からフィードバックをもらい自分のアウトプットを改善していく。辞書やネットの検索を活用しながら、指摘による修正を通して、自分なりの模範回答を多数作成していくことは非常に有効な準備になります。

取り組み済みの問題は、自分が期待するレベルでの回答をできるようにする。その際、自分が作成した模範回答を丸暗記する必要はありません。実際に覚えたところで、後には忘れてしまうものです。丸暗記ではなく、その問題に対して、大枠を外さずに回答できるようにすることが大切です。

「話す力の向上」では「ネタを持ち、そのネタに関しては、流暢に、表現も問題なく話せるようにする」ことを勧めしましたが、同じネタを毎回話しても、使う表現は毎回いくらか変わるものですよね。

ただ、表現が使えるようにするために一度は覚える。その手段として「復唱」をお勧めしました。


Writing表現力を高めるには

 

しかし、復唱での暗記は、その場限りのものであり、復唱への取り組み後、忘れてしまっていいのです。「話せるようにする」「書けるようにする」というのは一字一句の丸暗記ではありません。

 

以上、これで「留学後のSpeaking力維持・向上方法」に関する一連の投稿を終えます。

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