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100を取るためのスコア戦略

99日(水)の投稿で、


詳しくは次回の投稿で書きますが、
iBT100以上を獲得するにはReadingセクションで28以上(80以上ならReading23以上)を取りたいところです。


なんて書きながら、その後、スルーし続けてしまいました。


TOEFL iBT
100以上を獲得するためになぜReading28以上取る必要があるのか?


100なら4セクションすべて25点でいいのでは?」と思われるかもしれませんが、これは不可能です。


なぜなら、
Speakingセクションには25点がないからです。

Speakingでは24点の次は、26点になります。


「じゃあ、
Speaking24とし、Writing26を取り、足りない1点分を稼ごう!」


と思った方、それも実現不可能な話です。


Writing
では25点のすぐ上のスコアは27点で、Writingには26点が存在しません。


詳しくはこちらの換算表をご覧ください。

SpeakingWritingセクション換算表


ちなみに
Speaking24を取るには、6つのタスク(それぞれに対して1人の採点官)のうち1つは満点の4を取る必要があります。

例えば、4, 3, 3, 3, 3, 3だと、平均3.16となり、24点になります。

その上の26を取るには、もう1つ、4が必要です。

4, 4, 3, 3, 3, 3の平均3.3326点)

また、すべて3だと23点になります。


そして「英語を話すことは得意」ではない受験者にとって、
Speaking23を超えること、つまりどこかのタスクで満点の4を取ることが壁になることが多いのです。


Writing
25点は、4人の採点官(2タスクに2人ずつ)のスコア平均が4.0の場合です。

27点以上を取るには、4人の採点官のうち最低1人が満点の5をつけてくれなくてはなりません。

多くの受験者にとって、Writing25を超えることも壁になることが多いと言えます。

よって、100を目指すならWritingでは25を取ることが現実的な目標点になります。


「では
Speaking3点平均の23点を目指す」でもいいのですが、これまで英語を話す機会が少なかったという方には、23を取るのはかなり現実的に難しいと言えます。


よって
100を目指す場合、私が通常お勧めしているのは、Speaking 20点以上。

Speaking20を取るには、6のタスクの平均スコアが2.66

例えば、3, 3, 3, 3, 2, 24つのタスクで32つのタスクで2だと、平均2.66になります。


実際に留学経験のない受験者が
100を取る場合、R 28L 27S 20W 25というようなスコアになることが多いのです。

よって、私は、100以上を取りたいという方には、ReadingListeningの合計で55以上を目指すことをお勧めしています。


Reading
28というとかなりな高得点に思われるかもしれませんが、以前に紹介した換算表


OG Reading正解数とスコア換算表 その1

OG Reading正解数とスコア換算表 その2


では、
45問分中の6問分間違い[87%の正解率]でも、28点が取れています。

この何問間違いなら何点というのは、受ける試験の統計的な難易度によって変わるので、決まったことではありませんが、大まかな目安にはなります。


冒頭での


iBT
100以上を獲得するにはReadingセクションで28以上(80以上ならReading23以上)を取りたいところです。


の理由は、


Reading
セクションは不正解の数が多くても高得点が出やすい

留学経験がない方にとって、Speakingセクションは高得点を取りにくい


からです。

ちなみにListeningセクションの換算表に関してはこちら。


OG Listening正解数とスコア換算表 その1

OG Listening正解数とスコア換算表 その2


コメント

  1. maru より:

    いつも的確なアドバイスありがとうございます。
    Writingについて質問させてほしいのですが、どこにコメントしたら良いか分からなかったため、こちらに書き込ませてください。

    現在、Wのスコアは22点(Integrated:Fair、Independent:Good)です。IndependentはCBT問題で慣れて毎回350文字以上書くことでGoodを安定してとれるようになったのですが、Integratedが連続してFairで困っています。

    上記のスコアがここ3回くらい連続しており、100点を目指すためにはやはりW合計で25点以上を目指す必要があります。そしてそのためには、Integratedタスクで得点を獲得しなければなりません。

    私は現在、Listeningが15-20点とかなり悪いのですが、IntegratedタスクのLは事前にある程度予測可能な上、順番とおりに流れるためにそこまで聞き逃しているとは思いません(実際はどうか分かりませんが)。つまり、Readingの各理由に対する教授のスタンス、その理由、キーワードをある程度は拾えているかと思います。

    そして、それをAgosで教えて頂いた上級テンプレートに当てはめていき、最終的には200-250文字前後を打ち込んでいるかと思います。たとえば、the author states that XXX because XXX、のように、Rの内容をヒントにパラフレーズしつつ、Lで聞いた内容をbecause以下に入力するなど。スペルミスなども極力避けているつもりだと思いますが。

    もし、弱いところがあるとすれば、やはり若干、Rの内容を頼りすぎており、Lの内容をさっと1文程度で終わらしてしまうところでしょうか。。

    お忙しい中、恐縮ですが、WのIntegratedタスクについて攻略ヒントを頂けると幸いです。こちらで授業をとりたいのですがリリースにはもう少し時間がかかるということなので事前にヒントだけでも頂ければ幸いです。Listening能力をもっとあげる必要があるのは承知しております。。

  2. Katsurayama より:

    maruさん

    Writing Integrated Taskに関するアドバイス、了解いたしました。
    ただ他の方のアドバイスを先に予定していますので、数日(遅くても来週日曜日まで)お待ちいただけますでしょうか。
    宜しくお願いいたします。

    Katsurayama

  3. maru より:

    もちろんです。よろしくおねがいします。

  4. yoo より:

    葛山先生

    いつも有益な情報を有難うございます。私もmaruさんと同様integrated taskに苦戦しており、是非アドバイスを頂けましたら、と思いコメントさせて頂きました。

    事前に、市販の参考書とOGのモデルアンサーを参考にして対策した先日の結果はW24(Integrated:Fair、Independent:Good)でした。
    Lは25以上です。その時のIntegratedのListeningパートも内容は理解できていたと思うので、やはりまとめ方が悪いのだと思います。

    何回受けても、同じような書き方ではスコアは伸びないと思われ、有効な対策が見当たらず、窮しています。

    攻略ヒントの方、宜しくお願いいたします。

  5. Katsurayama より:

    yooさん

    了解いたしました。
    yooさんのリクエストを意識しながら、Writing Integrated Taskへのアドバイスを書きます。
    ただ、yooさんの「まとめ方が悪い」「同じような書き方ではスコアは伸びない」というのがどのような書き方なのか教えていただけるとよりポイントを押さえた話ができるかと思います。

    Katsurayama

  6. yuhei より:

    こんにちわ。今週からTOEFLの勉強を始めており、葛山先生のサイトはときどき拝見させていただいています。

    さっそくですが、ETSから発行されているofficial guide TOEFL IBT に関して質問があります。

    さきほど演習問題①のreading listeningを試しに解いてみた際、readingは41/42で運も手伝ってか一問間違えでした。

    一つ目の質問なのですが、実際のTOEFLの試験のレベルとETSが発行しているこの公式問題集のレベルというのは、同じくらいなのでしょうか。

    二つ目に、listening では、28/36でした。どこが解けていないのか分析すると、植物など自分が苦手としている分野で、かなり間違っているようでした。特に、その分野独特の単語、ここの演習問題では、たとえばshootsなどが出てき、途中から理解しにくくなってしまいました。そこで質問のですが、分野別になっている問題集などはご存知でしょうか。たとえば、生物についてのpassageだけが集められている問題集などがありましたら、ご教授お願いします。

    また新OG Reading正解数とスコアの換算表 その1といく記事でコメントを残すべきとおもったのですが、古いブログに飛んでいき、コメントを残した際、コメントを読んでいただけるか心配だったためこちらの記事にコメントさせていただきました。

    もし、時間がありましたら、お返事お願いいたします。

  7. Katsurayama より:

    yuheiさん

    回答、お待たせ致しました。

    > さっそくですが、ETSから発行されているofficial guide TOEFL IBT に関して質問があります。
    > さきほど演習問題①のreading listeningを試しに解いてみた際、readingは41/42で運も手伝ってか一問間違えでした。
    > 一つ目の質問なのですが、実際のTOEFLの試験のレベルとETSが発行しているこの公式問題集のレベルというのは、同じくらいなのでしょうか。

    Official Guideの難易度に関しては過去に書いていますので以下をご覧ください。

    https://tofure.com/?p=3441
    https://tofure.com/?p=3446
    https://tofure.com/?p=3635

    > 二つ目に、listening では、28/36でした。どこが解けていないのか分析すると、植物など自分が苦手としている分野で、かなり間違っているようでした。特に、その分野独特の単語、ここの演習問題では、たとえばshootsなどが出てき、途中から理解しにくくなってしまいました。そこで質問のですが、分野別になっている問題集などはご存知でしょうか。たとえば、生物についてのpassageだけが集められている問題集などがありましたら、ご教授お願いします。

    そのような分野別の問題集があるかどうかは知りません。
    ただ、分野別になっていなくても、多くの問題を収容する問題集を全部解くと、アカデミックなボキャブラリーは
    一通り目にすることになるかと思います。

    また、必ずしも得意な分野だから正解できる訳ではありません。
    得意な分野でも問題の難易度が高ければ、正解率は低くなります。

    分野を気にせず、多くの問題を消化していけば、結果、様々な問題の内容から背景知識が身に付いていきます。

    Katsurayama

  8. yuhei より:

    葛山先生へ

    お返事していただいてありがとうございました。

    いろいろな問題をこなしながら勉強していきます。

    先生のサイトをいつも拝見させていただき、とても勉強になります。

    これからも頑張ってください。

    yuhei

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