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【再掲】TOEFLスコアが伸びにくい人の特徴 その1「学習相談メールがすごく短い」

以下、過去記事の再掲です。

 

今回はTOEFLスコアが伸びにくい方の特徴の一つについて書きます。

 

トフレのオンラインTOEFL対策コースの受講生は、無料で私とメールでの学習相談等が可能です。
中には、目標スコアを獲得されるまで何十回とメールのやり取りをする方もいらっしゃいます。

 

私はこれまで何千人という方にTOEFL対策のアドバイスをしていますが、相談メールからその方が「スコアが伸びにくい傾向にあるかがだいたい分かります。
(「伸びにくい」とは言っても、実際はその人の目標スコア、その人の学習状況などによって大きく変わるので、一般論として話を聞いてください)

 

このトピック、昔から書こうと思っても、結局、書かずにいたものでした。
なぜなら、受講されている方の自信を失わせてしまう恐れがあると考えたから。

 

ここで受講生の方々に強調したいのは「自分が当てはまる」と思っても私へのメール相談をやめないでください。私が受講生の方のメール相談を行っているのは、長丁場になりやすいTOEFL対策において伸び悩んだとき、どのように学習していけばいいか分からなくなったときの適切なアドバイスが有効と考えるから。

 

繰り返します。トフレの受講生の方は、私へのメール相談を遠慮しないでください。

 

ではなぜあえて書くことにしたかと言うと、当てはまるかもと思った方がご自身のTOEFL対策を振り返り、より効果的なものにしてほしいから。TOEFL対策に取り組む姿勢を少し変えるだけで、結果が大きく変わることもあるので。

 

では「TOEFLスコアが伸びにくい人の特徴」、第1回目を始めます。

 

学習相談メールがすごく短い。

 

例えば、以下のような感じ。

 

◯月◯日に受験したスコアが出ました。
R ◯, L ◯, S ◯, W ◯, Total ◯ でした。
Listeningが下がりました。
どうしたらいいでしょうか。

 

たまにこのようなメールをいただくときがあります。

こんなメールをいただいたときは、以前にお知らせいただいた以前のスコアやメールのやり取り内容などを確認したあと、私からいくつか質問をすることがほとんど。

 

皆さんはこのようなメールのどこがよくないと思いますか。

 

私が指摘したいのは、このメールでは分析がされていないこと。

 

各セクションのスコアやトータルに対して感想もほしいところですが、なぜそのスコアになったと思うか、自分なりの分析があると私もその方の状況が理解でき、アドバイスがより効果的なものになります。

 

「Listeningが下がった」に対して理由を尋ねると、「隣の人の大きな声が気になって、問題の冒頭部分を聞き逃し、その後の内容が分かりにくかったので集中力が切れてしまった。その後の問題も集中できなかった」などと回答をいただく場合があります。ならば最初からそうお知らせいただきたいところ。
そのような状況だったなら、スコアダウンはアクシデントや気持ちの問題のせいであり、今回の試験でのListeningスコアに対してうろたえる必要はありません。もちろん、落ち込む気持ちは分かりますが、スコアを冷静に判断しましょう。

 

TOEFLは論理的思考が求められる試験。
本試験や模試のスコア、普段の取り組みにおける問題の正解不正解に対して分析できる方は伸びやすいと言えます。なぜそのスコアになったのか自分なりに分析できていると障害を乗り越えるために何をすべきか見えてきます。

 

スコアに対して自分で考察しても間違っているかもと思われるかもしれませんが、ご自身の分析内容があるからこそ、私がより的確にアドバイスできます。また自分で考えたからこそ、私の分析と比較でき、状況のより正確な把握が可能となります。

 

またTOEFLはコミュニケーションの試験でもあります。
Speaking、Writingの回答は、人間の採点官が評価をします。
採点官に伝わるように、分かりやすいように話せる・書けると高評価につながりやすい。

相談メールにおいても私がアドバイスしやすいようにご自身の情報を提供していただくと、結果、自分が得るものが大きくなります。

 

本試験で点数が思ったように伸びなかったとき、落ち込んで、やや投げやりになってしまうことがあるのは分かります。しかし、自分の気持ちにとらわれるのではなく、次の試験でよい結果を出すために、アドバイスをもらいやすいように自分なりに工夫することが大切です。

 

今回は「学習相談メールがすごく短い」とメールのやり取りをしていることが前提となっていますが、受講生ではない方は、ご自身が本試験や模試のスコアをどんな視点で見ているか、問題への取り組みにおいても解いて正解か確認するだけけではなく、選択肢それぞれが正解・不正解になる理由を分析し、納得できているかを少しでも振り返る機会になれば幸いです。

 

コメント

  1. より:

    今回、初めてtoeflを受けましたが、特にlisteningやconversation会話でのメモの取り方が難しく聞いても、どうしても書けなくなります。

  2. Katsurayama より:

    雪さん

    そのように感じる人はメモを取るべきではありません。基本的には「メモ取りよりも聞き取り」を優先すべきです。

  3. Marta より:

    Katsurayamaさん
    いつも有益な情報ありがとうございます。

    TOEFLを本日4回目受講しました。
    最終的には1年以内のスコア100点越えを目指しています。

    これまでの経緯は、以下です。
    勉強方法としては、青の公式模試をRとLについては、一通り解きました。
    そのためTPOの問題も一部解いています。

    <これまでの経緯>
    2021/9/1: R:18 L:14 S:15 W:19
    2021/1/1: R:20 L:16 S:14 W:20
    2022/12/3 R:26 L:18 S:16 W:17
    2023/6/3 R:19 L:13 S:スコア待ち W:スコア待ち

    Reading
    解いた後、パラグラフ毎に単語や不明点を確認→精読→通して読むを行っています。

    Listening
    一番得意と思っていたのに、TOEFLの問題を解くようになってから、苦手意識を持っています。問題の内容は7割は確実に聞き取れている自覚があるし、分野によってはすべて聞き取れるものもありますが、回答で不正解の選択肢を選んでしまっているようです。
    また集中力切れ、会場の雑音(Listeningを実施中に他の人がSpeakingを始める)により、落としてしまった問題もあると思います。
    TOEFLの問題は解いてしまったので、中国TPOや、Podcastにも足を踏み言えれていり、ネイティブのスピードについていけたし、大丈夫!と思っていましたが、今回のListeningで13点というスコアをたたき出してしまい、勉強法が間違っていたのかと困っています。

    Speaking
    英会話や、独り言を通して勉強しています。仕事で英語を使うこともあり、苦手意識はそんなになく、RとLが固まってから本腰を入れようと思っております。

    Writing
    とある予備校が出している本にて、テンプレ法を学び、TOEFLの公式問題集を解いてよい回答を学習、アウトプットしています。
    文法やより良い言い回しは、GrammarlyやDeep Lを通して向上しています。

    コメントで恐縮ですが、私の得点傾向から克服すべきことや、学習のアドバイスを頂けますでしょうか。
    またトフレでおすすめのコースがありましたら、教えて頂けると幸いです。

  4. Katsurayama より:

    Martaさん

    ブログ記事上で回答しますね。現時点でどのようにアドバイスするか決まっていないのですが、いくつか質問をするかもしれません。その質問に対してコメント欄で回答いただければ、その回答を踏まえてアドバイスをします。
    ブログ記事での回答は2−3日後(6/6(火)、6/7(水)あたり)とさせてください。受講生の方々へのサポートと新コース開発がちょっと忙しいので。

  5. Katsurayama より:

    Martaさん

    いただいたご相談に対していくつか質問をさせてください。

    1. TOEFL対策を開始したのはいつ頃でしょうか。

    2. > 2021/1/1: R:20 L:16 S:14 W:20 Total 70 は2022年の間違いでしょうか。それとも1月ではなく11月や12月でしょうか。

    3. これまで取り組み済み教材は、(青の)Official GuideとWritingのテンプレートを学んだ「とある予備校が出している本」のみでしょうか。その他に取り組み済みの教材があればお知らせください。
    (教材名を出す必要はありません)
    「とある予備校が出している本」は市販のWriting対策本でしょうか。

    4. TPOの問題にはどのくらい取り組みましたか。Reading、Listeningそれぞれいくつのセット分でしょうか。

    5. Writingでの「TOEFLの公式問題集を解いてよい回答を学習、アウトプットしています」とはどのような作業でしょうか。実際にエッセイを書いていますか。また添削を受けたことはありますか。

    いただいた回答に対して質問をするかもしれませんが、まずは上の5つに対してご回答ください。

  6. Marta より:

    Katsurayamaさん

    お返事ありがとうございます。以下回答させていただきます。

    1. TOEFL対策を開始したのはいつ頃でしょうか。

    ⇒確か2021年の5月です。時期が空いてしまっている理由は仕事で十分に時間をさけなかった点や、情報がまだそんなになかったためゆっくり取り組んでしまっていたためです。

    2.
    > 2021/1/1: R:20 L:16 S:14 W:20 Total 70 は2022年の間違いでしょうか。それとも1月ではなく11月や12月でしょうか。

    ⇒失礼しました。こちらは2022/1/15です。

    3. これまで取り組み済み教材は、(青の)Official GuideとWritingのテンプレートを学んだ「とある予備校が出している本」のみでしょうか。その他に取り組み済みの教材があればお知らせください。 (教材名を出す必要はありません) 「とある予備校が出している本」は市販のWriting対策本でしょうか。

    ⇒(青の)Official Guide
      スコア80突破ゼミ TOEFL iBT(R)テスト アウトプット強化編
      TOEFLテスト英単語3800
      中国TPO(RとLのみ)
      

    4. TPOの問題にはどのくらい取り組みましたか。Reading、Listeningそれぞれいくつのセット分でしょうか。

    ⇒Reading,Listeningともにそれぞれ7回ほどになります。
     
     それぞれの回ごとに以下を実施しています。
     R:単語や不明点の確認→パラグラフ毎に精読→通し読み
     L:聞こえなかった箇所の確認(聞き直し)→スクリプト確認→単語や句の確認→不明点のみ精読→通しで聞く

     TPOのRについては、正直やめようかなと思っており、理由としては文章がたまに間違っていたり(カンマがない等)、 正解の選択肢の根拠が腹落ちしない部分がたまにあるため、消化できないと感じているためです。
     TPOのLについては、特に問題なく感じております。
     ただし、公式の問題集に比べると、質は落ちるとのコメントもたまに見ているため、
     Deltaの問題集に取り組もうかと検討しております。

    5. Writingでの「TOEFLの公式問題集を解いてよい回答を学習、アウトプットしています」とはどのような作業でしょうか。実際にエッセイを書いていますか。また添削を受けたことはありますか。 いただいた回答に対して質問をするかもしれませんが、まずは上の5つに対してご回答ください。

    ⇒実際にエッセイを書いています。エッセイを書いた後、GrammarlyやDeepLに添削をかけています。
    他、BBT(ビジネスブレークスルー)のTOEFLスピーキング・ライティング講座を3ヵ月受けていたこともあります。そこで自身が間違えやすい点(冠詞等)の添削をしてもらった経験があります。

    ご回答よろしくお願いいたします。

  7. Katsurayama より:

    Martaさん

    回答いただき、ありがとうございます。
    今後のやり取りは以下のブログ記事でお願いします。

    https://tofure.com/blog/34538/

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