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TOEFL対策方法に関するご質問をいただいたので、ここで回答します その3

TOEFL対策方法に関するご質問をいただいたので、ここで回答します その2(2018年8月24日)

 

の続きです。

 

今回は以下のご質問について。

 

> ・スピーキング対策として、毎日オンライン英会話講座(レアジョブ)を30分ほど受講している。TOEFLレベルの語彙力がないので、ニュース記事のディスカッション等を継続している。

 

「TOEFLレベルの語彙力がないので、ニュース記事のディスカッション等を継続している」とのことですが、ニュース記事の英語の方が単語レベルとしては難易度が高いと考えます。

 

Speakngセクションにはアカデミックな内容の問題を口頭でまとめるタスク(Task 4 & 6)がありますが、それは6つのタスクのうちの2つであり、残りの4つでは自分の考えや意見を述べたり、キャンパスでの出来事などについての会話内容をまとめることが求められます。
(非常にざっくりとした説明なので、Speakingセクション問題について詳しくはOfficial GuideやTOEFLの参考書でご確認ください)

 

ということで、6つのうちの4つのタスクではあまり難しい表現を使う必要はありません。

 

しかし、自分の考えや意見を述べる際に使うべき表現、キャンパスでの出来事に関連してよく使われる表現はニュースの英語などからはあまり学べないので、そいういう意味でTOEFL Speakingを難しいと感じられるのかもしれませんが。

 

私が気になるのは、ご相談をいただいた方がTOEFL本試験を受けたとして、Speakingセクションで15点以上が取れるか。
受験に際してSpeakingセクション対策をしっかり行う必要はありません。
どのような形式の問題が出題されるかを確認しておくだけで十分です。

 

そのようなあまり準備をしない状況で受けても、英語を話すことにある程度慣れている方は15点(6つのタスクに対する評価点の平均が2.0)以上が取れることが多いのです。

 

TOEFL iBTで80点を取るためのスコア戦略(その1)[Speaking](2009年4月11日)

TOEFL iBTで80点を取るためのスコア戦略(その2)[Speaking](2009年4月13日)

 

英語を話すことに慣れていなく、45秒や60秒の制限時間の前に話が止まってしまうことがあり、評価点2点が取れないときがあるならば、オンライン英会話等を通して発話の流暢さを養成した方がいいでしょう。
TOEFLのSpeaking問題に対してどのように回答するのが有効であるかを知らなくても、とにかく問題に関連した内容を話し続けることができれば評価点2をもらえる可能性は高いので。

 

では本試験のSpeaingセクションで15点以上が取れているなら、ニュース記事についての話などぜすにTOEFLのSpeaking対策をすべき。
トータル100点以上が目標なら、Speakingは20-23点獲得を目指すことになります。

 

Speaking 20は、評価点3が4つと評価点2が2つ。
Speaking 22は、評価点3が5つと評価点2が1つ。

Speaking 23は、評価点3が6つ(つまり評価点の平均が3.0)。

 

評価点2のパフォーマンスを3のレベルへと高めるのがSpeaking対策で求められること。
評価点2と3の差に関しては以下を一読ください。

 

TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Independent Task編)(2017年11月26日)

TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Integrated Task編)(2017年11月30日)

 

ちなみに評価点3と4の違いに関しては以下で説明しています。

 

TOEFL Speaking:評価点3と4の違いを探る(2017年12月25日)

 

ということで、Speakingで(安定して)15以上が取れるかが、オンライン英会話等を行うべきかの目安になるかと考えます。
またオンライン英会話では、ニュース記事など難しい内容について話さなくても結構です。
どちらかというと、Task 1 & 2で出題されるような身近なトピックについての自分の考えや意見を述べる訓練をした方がいいでしょう。

 

前回の「その2」でお伝えしましたが、早めに本試験を受験して現在の実力判定をし、Speakingでは15点以上が取れるか確認しましょう。

 

「ニュース記事についてのディスカッション」はSpeaking力向上に役立つ学習ではありますが、TOEFLのスコアアップのためなら、TOEFL問題に直接関連した対策を行った方がより良いでしょう。
しかしTOEFL Speakingスコアが15に届かない状況で、かつニュース記事が自分にとって話しやすいトピックなら、流暢さ養成を目的として継続するのもありと考えます。

 

TOEFL対策方法に関するご質問をいただいたので、ここで回答します その4(2018年8月28日)

 

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