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TOEFLスコアが大幅に上下するのはなぜ?

TOEFL本試験を多く受けている方の中には「TOEFLのスコアがなぜか大幅に上下する」という悩みを持っている方もいるかと思います。今回はそんな疑問に対して回答します。

このような疑問に対しては実際のスコアがあると回答しやすいので、今回は以下の方の過去スコアを使うことにします。

 

»  TOEFL Writing:高校生の方から1ヶ月でW 20 → 25のご報告をいただきました!

 

ブログ記事の受講生の方は「Total 90以上(各セクションで最低 R 22, L 22, S 21, W 21以上)獲得を目指していて、Writingだけが要求スコアを満たしたことがなかったため、Writing 2コース(Integrated Writing 4Dayコース、Independent Writing 4Dayコース)の受講を開始し、20日ほどで目標をクリアしました。

 

以下の過去スコアでは、Readingが大幅に上下していることが分かります。最初の頃は試験形式や問題の難易度に慣れていなかったとか、対策をあまり行っていなかったなどの理由が考えられますが、Readingでは28点が取れたあとに13点や17点になることも。
それに対して Listeningは最近9回の試験で22-26、Speakingは最近10回で19-22点と比較的安定しています。

 

2021/06/26   Total 57, R 10, L 19, S 17, W 11
2022/01/15    Total 71, R 15, L 21, S 18, W 17
2022/04/23   Total 81, R 19, L 21, S 22, W 19
2022/06/26   Total 84, R 25, L 22, S 20, W 17
2022/07/31    Total 88, R 23, L 25, S 22, W 18
2022/09/24   Total 90, R 28, L 23, S 19, W 20
2022/10/22   Total 88, R 25, L 22, S 21, W 20
2022/11/12    Total 90, R 27 , L 24, S 21, W 18
2022/12/10   Total 75 , R 13, L 22, S 21, W 18
2022/12/17    Total 88, R 24, L 24, S 20, W 20

(Writing 2コース受講後)
2023/01/07   Total 82, R 17, L 22, S 22, W 21

2023/01/14   Total 97, R 24, L 26, S 22, W 25

 

このようなReadingが安定しないスコアは帰国子女の方が取りやすいと言えます。 なので帰国子女であるか尋ねたところ、以下の回答をいただきました。

 

> 私は海外に一度も住んだことはなく、小さな時から英会話に通ったり、近年ではTOEFL対策の塾に通ったりして英語を勉強しました。また海外大学への進学を視野に入れ始めてからは、英語のポッドキャストやYouTubeを活用することで英語にできるだけ触れる様にしてきました。
> (TOEFL対策の塾には1年半ほど前から通われていたと相談メールでお知らせいただいています)

 

帰国子女ではありませんが、小さい頃から英語力向上にかなりの時間を費やしてきたことがうかがえます。では Readingで27-28になったり、Listeningで22-26、Speakingで19-22が取れるくらい英語を読む、聞く、話すことにかなり慣れている方がTOEFLのReadingセクションでスコアが大幅に上下するのはなぜか?

 

「Readingで苦手な学問分野の問題が出題されるとスコアが下がるのでは?」

 

と思われる方もいらっしゃるはず。それが影響しているところは間違いなくあるでしょう。ご本人は背景知識不足、苦手な学問分野に関連した単語力不足が一番の理由と思っているかもしれません。背景知識がほとんどない学問分野のパッセージが出題されたり、意味を知らない単語が多いと理解が難しくなるのは誰にとっても同じ。しかし Listeningでは様々な学問分野の問題が出題されるにも関わらず、スコアは大きく上下していません。

 

この方がReadingでスコアを落としてしまう一番の原因は、Readingの問題解法の精度だったと考えます。言い換えれば、問題の見方(問題解法)に弱いところがある。

 

英語力が高いからこそReadingで27や28を取ることがあるのは確か。しかし問題の見方や選択肢に対する判断で甘いところがあるため、理解しにくい問題パッセージが出題されると正解率が大幅に下がってしまう。その一方、問題解法が身についているとパッセージの理解が難しい場合でも、問題ポイントの把握、選択肢の分析などにより、正解にたどり着く可能性を高めることができ、大崩れを避けられます。

 

問題解法は武道の技のようなもの。技をあまり知らずとも、基礎体力が高ければそれだけで相手を制圧できることが多くても、相手が強くなると基礎体力の高さだけでは勝てず、相手を上手く倒す技が求められます。技の精度が高くなっていくと勝ちやすくなりますし、また負けたとしても大負けをしなくなります。TOEFLのReading問題は問題タイプも多く、求められる対応が複雑であるからこそ、それぞれの問題タイプに対する解法の習得がスコアアップに有効と言えます。

 

とはいえ、Reading問題において解法がどれだけ有効かは実際に問題を通して学ばないと分からないもの。「TOEFLのReading問題をどのように解いたらよいか自信がない」「Readingスコアが低い/ 低くなってしまうことがある」という方は是非、以下のYouTube動画、ブログ記事を通してReading問題に対する解法を学んでください。

 

 

»  TOEFL Reading:要約問題解法(の一部)

 

»  TOEFL Reading:挿入問題解法(の一部)を紹介します

 

» TOEFL Reading:単語問題解法のポイントを教えます!

 

またトフレの 無料体験授業 では、Readingクラス1回分の授業すべてを受講でき、そこではReadingセクションで頻出の「内容一致問題」(Factural Information Q)系の問題解法を伝えています。
Reading問題への解法を学び、パッセージの中に意味を知らない単語があっても、落ち着いてその問題タイプに対する解法を実践できるようになりましょう。

 

他のセクションでスコアが大幅に上下するという方は、過去のスコアをお知らせいただければブログ記事上で私の考えを伝えます。メール(info@tofure.com)やブログのコメント欄でご連絡ください。

 

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