TOEFLスコアが伸び悩んでいる読者の方からコメント欄に100点獲得のためのご相談をいただきました その7
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の続きです。今回はこのシリーズ最終回。SpeakingとWritingの対策について書きます。ご相談の方の現在の実力に関しては以下のようにお伝えしていました。
> ということで、R 18-19、L 18、S 16-17、W 17-20、Total 69-74 くらいが、TOEFLにおける現在の実力を反映したスコアと考えましょう。
Speaking & Writingのご相談内容
これまでのSpeakingとWritingのスコアとこれまでの対策内容は以下の通り。
> 最終的には1年以内のスコア100点越えを目指しています。
2021/9/1 R:18 L:14 S:15 W:19 Total 66
2022/1/15 R:20 L:16 S:14 W:20 Total 70
2022/12/3 R:26 L:18 S:16 W:17 Total 77
2023/6/3 R:19 L:13 S:17 W:20 Total 69
2023/6/8 TPO23
R 18 (21 of 33, 64%), L 18 (18 of 28, 64%)
Speaking
英会話や、独り言を通して勉強しています。仕事で英語を使うこともあり、苦手意識はそんなになく、RとLが固まってから本腰を入れようと思っております。
Writing
とある予備校が出している本にて、テンプレ法を学び、TOEFLの公式問題集を解いてよい回答を学習、アウトプットしています。
文法やより良い言い回しは、GrammarlyやDeep Lを通して向上しています。
・これまで書いたエッセイの数がIntegrated何本、Independent何本であるかを大まかに、またそのうちそれぞれにおいて添削を受けたことがあるのが何本かお知らせください。
大まかですが、以下と想定しております。
⇒書いた数
Integrated 20本
Independent 20本
実際に予備校にて添削を受けた数
Integrated 6本
Independent 6本
Speaking対策
Speakingのベストは17。17が取れたときは(16のときもそうかもしれませんが)、4問中1問で評価点3が取れて、残りの3問は評価点2であったと推測されます。
つまり回答の仕方や内容次第では、評価点3がもらえるくらいの発音の良さ、流暢さがあると言えます。
100以上を狙う場合、Speakingは20-23点(4問中評価点3が3つか4つ)が目標になるので、あと2-3問で評価点3が取れるようになる必要があります。
TOEFL Speakingスコアアップのためにオンライン英会話を行っている人は多い印象ですが、評価点平均2以上が安定して取れない人、言い換えればSpeakingで13点以下を取ることがある人は、英語を話すことに慣れるためにオンライン英会話を活用することをお勧めします。
しかしいつも評価点平均2以上を取れる(常に15以上のスコアの)人は、オンライン英会話でTOEFLとは関係ないトピックを話し続けても評価点3を高い確率で取れるようにはなかなかなりません。評価点2の人が3を取れるようになるには、多くのTOEFLの問題に取り組み、その取り組み済みの問題において、評価点3-4の回答ができるようにしていくことが有効と考えます。
Speakingでの評価点3は、3つの評価項目であるDelivery、Language Use、Topic Developmentのうちの2つが3以上のレベルになればもらえます(評価点4は3つの評価項目すべてが4レベルでないともらえません)。自分の回答が評価点2、3、4のどれかの判断は難しいところですが、それでも例えば評価点18-19が取れる人は4問中2問で評価点3が取れているので、そのとき自分の中で比較的うまくいった回答と同じレベルのパフォーマンスが普段の学習でできれば、その回答は評価点3レベルになりそうと言えます。
» TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Independent Task編)
» TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Integrated Task編)
Writing対策
Writingは現在の実力が、17点を取ることがあるかもしれないのか、それともいつも20以上が取れるのかが気になります。
Writing 17だとIntegratedかIndependentいずれかが評価点平均2になっている(もう片方は評価点平均3)と推測されるため、「W 17点を取る可能性がある」は評価点2を取ることがあるくらいのWriting力を意味するので(毎回W 20ならいつも評価点平均3になります)。
ただこれまでIntegrated、Independentともに添削なしで20本ずつ、添削ありで6本ずつ書いているので、おそらく現時点では、少なくとも「評価点2を取る可能性はかなり低い」レベルにはなっていると推測します。
とはいえWriting対策で難しいのは評価点3から4に上げること。
» TOEFL Writing:評価基準 5点、4点、3点 の違い を説明します!
文法や表現のミスの修正はAIに行ってもらうことができます。しかしTOEFLで評価点4がもらえるほどの内容、論理性、分かりやすさになっているかどうかの細かな判断はAIにはできないので、TOEFLに通じた人に評価および改善点の指摘をしてもらうことが非常に大切になります。
100以上獲得を狙うなら、RLの合計で50以上が取れるようになってからSW優先の対策に移行する流れがよいと考えます。まずはRLの取り組みに集中してRLでの大幅アップ達成を目指す。その後、本試験や公式模試のスコアの状況に基づいて、SWどちらの対策をいつ本格化させるかなどを決めましょう。
これまでに方ことがご相談いただいた方にいくらかでもお役に立てば幸いです。
コメント
Katsurayamaさん
返事が遅くなり、申し訳ありませんでしたがコメントありがとうございます。
RL中心に取り組み、安定するようになった後、SWに移行したいと思います。
お薦め頂いた公式問題集を3冊早速解いています。(OFFICIAL GUIDEは依然実施した内容なので、実質3回目くらいですが、きちんと消化した後、Vol1,2の方に取り組む予定です。)
次のTOEFLの試験日は8月後半を予定しているのですが、問題ないのでしょうか。
試験の内容も変更されたこともあり、ベストな受験日があれば、教えて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
Martaさん
現在はRL中心の取り組みなので、RLの実力の成長を確認するために本試験を受ける必要はないと考えます。
RLの取り組みを通して実力アップを実感したタイミングで公式模試を受けてはいかがでしょうか。
(もちろん模試ではなく本試験を受けてもOKですが)
8月後半の受験で問題ありません。